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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
USオープンは大会7日目の2日、女子シングルス4回戦で、第8シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が第10シードのM・バルトリ(フランス)を6-3, 6-4で、また姉の第12シードV・ウィリアムズ(アメリカ)も第5シードA・イバノビッチ(セルビア)を6-4, 6-2で倒し、準々決勝に駒を進めた。二人は準決勝で激突する可能性もある。
セリーナはバルトリに第1セットの最初の2ゲームを連取されたが、そこからサービスキープすると一気に波に乗った。
セリーナはウィンブルドンで左手親指を故障しており、全米の前哨戦のハードコートシーズンを棒に振っていたが、それも完治したようだ。ただ、「試合をするたびに上手くなったと感じるけど、まだ理想の状態からは遠いし、近づいてもいないわ。」とまだ満足仕切っていない様子。とは言え、復調したバックハンドに加え、強烈なサービスが功を奏し、「セリーナのようにサービスのいい選手と対戦するときは、本当に勝つのは難しい。ほとんどリターンが帰らなかった。125マイル(時速約200km)のサービスが来たときは、ボールが来たのさえ分からなかったわ!」と、バルトリも脱帽していた。
セリーナは準々決勝で第1シードのJ・エナン(ベルギー)か第15シードのD・サフィーナ(ロシア)の勝者と対戦する。
セリーナは今大会1999年と2002年に優勝している。昨年は主催者推薦枠で登場、4回戦で第1シードのA・モレスモ(フランス)に敗れていた。
今大会第12シードのヴィーナスは、全仏準優勝・ウィンブルドンベスト4のイバノビッチを強烈なサーブで攻め、一度もブレークを許さない圧勝となった。「私はサーブこそが武器。ファースト・サーブの確率を上げるのが大事。」と言うヴィーナスは、この日も83%の高確率でファーストサーブで点を重ねた。
ヴィーナスは準々決勝で第3シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)か第19シードのS・バンマー(オーストリア)の勝者と対戦する。
ウィリアムズ姉妹がともに準々決勝を勝てば、両者は準決勝で激突する。
「二人の対戦は楽しみね。だってそしたら少なくともどちらかは決勝に進むってことよ!」と、ヴィーナスは姉妹戦を待ち望んでいるようだ。
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