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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
USオープンは28日、男女シングルス1回戦を行い、2連覇を狙う第2シードのM・シャラポワ(ロシア)がR・ビンチ(イタリア)を6-0, 6-1で下し、2回戦進出を決めた。シャラポワは肩の不安説を吹き飛ばすに十分な、50分のスピードゲームを演じた。
今大会ではヴィーナスの時速207キロのサービスも速かったが、シャラポワの1回戦もそれに負けず劣らず早いものだった。
第1セットはシャラポワの独壇場で、ビンチに1本もウィナーを決めさせないまま23分でセット奪った。ビンチがファーストサーブからのポイントを33パーセントしか決められなかった一方、シャラポワは80パーセント以上のポイントを奪った。
また、シャラポワは改良中のサーブで3本のエースを奪った。肩の痛みに苦しむシャラポワは、ウィンブルドンの試合後に自陣営と相談し、サーブを修正するに至った。
「今日はとてもしっかりとサーブを打つことが出来た。」と語るシャラポワ。「スピードもついてきたと思う。シーズン中盤では、ファーストサーブを高い確率で成功させようとしていた。」と良くなったサーブにも満足している様子。
第2セットでは、シャラポワが5-0とリードしたところで、ビンチがようやくウィナーを決め、第6ゲームをキープすると、この試合一番の声援が観客からビンチに贈られた。しかし、その喜びも長くは続かず、シャラポワが続くゲームをあっさりと奪って試合を終わらせた。
短時間で勝利を決めたシャラポワだが、初対戦のビンチとの試合は不思議な感じがしたという。「変な感じだったわ。彼女の手の内を明かして、なるだけ早く試合を終わらせることばかり考えていた。」
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