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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
USオープン大会2日目の火曜日、2004年覇者で第4シードのS・クズネツォワ(ロシア)が1回戦を行い、K・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-2, 6-3と64分の圧勝で退け、2度目の優勝へ向けて好スタートを切った。
優勝を上げた翌年には初戦で敗退する屈辱を味わっているクズネツォワだが、今季は全仏オープン、ウィンブルドンと続けてベスト8入りする安定感を見せており、2度目のタイトル獲得も視野に入れて今大会に臨んでいる。
ただ、本人は、「あまり優勝は意識したくない。2004年は本当に素晴らしい年だったし、もう1度繰り返したいわ。でも、1戦1戦を大事に戦って行きたいし、優勝を考えずにプレーしていての優勝だったから、今年も自分のテニスをするだけ。基本的にそれが自分の目標。」と、肩の力を抜いて大会に参加していると、語っていた。
日本期待の森上亜希子(日本)もこの日に1回戦を行ったが、第30シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)に2-6, 1-6と普段のキレのあるプレーを封じられてしまい、早くも敗退する結果となってしまった。
第16シードのM・ヒンギス(スイス)はM・ヨハンソン(フランス)を6-0, 6-3とわずか1時間で退けて2回戦進出を決めた。昨年は3年のブランクの後にツアー復帰を果たしたが、今大会では2回戦でV・ラッツァーノ(フランス)に敗れ精彩を欠いていた。今年は怪我に苦しんでいるが、昨年のような早い段階で敗退しないよう調整して臨んでいる。腰と臀部の怪我のため、ウィンブルドン以降はこれが4試合目だった。
「今日の動きとプレーは、十分合格点を上げられると思うわ。怪我などで数ヶ月ツアーを離れてたので、まだちょっと不安定なところもあるけど、今日のプレーには満足しているし、この調子で勝ち上がって行きたいわ。」と、ヒンギスはコートを走り回る喜びを感じていた様子。
この日登場したシード選手のほとんどが、危なげなく勝利を収めた。第11シードのP・シュニーダー(スイス)、第13シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)などが1回戦で快勝している。バイディソバはウィンブルドンの準々決勝でA・イバノビッチ(セルビア)に敗れて以来、初めての試合だった。この間バイディソバはウィルス性疾患のためツアーから離れていた。
この日初のシードダウンとなったのは第9シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)で、J・バクレンコ(ウクライナ)に4-6, 6-4, 1-6で敗れ、初戦で姿を消すこととなった。
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