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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
昨年のUSオープン・ファイナリストで、2003年以来の同大会制覇を狙う女子世界ランキング1位のJ・エナン(ベルギー)。1回戦ではトップシードとして、予選勝ちあがりのJ・ジョルジュ(ドイツ)に6-0, 6-3で勝利したが、必ずしもその内容には満足していないようだ。
スコア的には快勝に見えるが、現全仏オープン女王にとっては、スムーズな試合運びからは程遠かったようで、ファーストサーブは44パーセントしか決まらず、7本のダブルフォールトを犯す有様だった。しかし、第1サーブが決まった時は手が付けられない強さで、ジョルジュは計32本の凡ミスを重ねた。
「今日の試合ではリズムが悪かったから、あまり言うことはない。」と語ったエナン。「彼女(ジョルジュ)のサーブが強烈でとても良かった。でも、ミスも多かったわね。」
エナンは現在、右肩の炎症に悩まされており、ウィンブルドン以降1大会しか参加できていない。しかし唯一参加した今月初めのトロントの大会では見事優勝している。
それでも、依然として肩の故障は不安材料だと語る。「今日はちゃんと仕事が出来ただけ。大体は良い内容だったけど、サーブが良くなかった。それに、この2、3日は肩のことが気にかかっている。段々良くなってきているけど、まだまだ怖い。でも、勝った事は嬉しい。」
肩に爆弾を抱えるエナンが、強豪がひしめくトップハーフを勝ち抜けるかに注目が集まる。
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