HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(カタール、ドーハ)
カタール・トタル・オープン(賞金総額134万ドル、ティア2)は、水曜日にシングルス2回戦8試合を行い、J・エナン(ベルギー)やS・クズネツォワ(ロシア)、M・ヒンギス(スイス)、J・ヤンコビッチ(セルビア)ら、トップシード勢が順当に8強入りに成功した。
上位4シード選手は2回戦からの登場で、第1シードのエナンもこの日初戦を迎え、同大会2005年準優勝のA・モリック(オーストラリア)を6-2, 7-6 (11-9)下した。病気からの復活にかける元世界8位のモリックだったが、サーブが不安定でファーストサーブからのポイント獲得率が53%と苦戦し、一方のエナンは5回のサービスブレイクに成功する優位な展開で勝利を手中に収めた。エナンは準決勝進出をかけて、A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下した第5シードのP・シュニーダー(スイス)と顔を合わせる。両者の対戦成績は6勝1敗で、エナンが6連勝した後、約1年前のチャールストンでシュニーダーに軍配が上がっている。
先週ドバイの準決勝で、優勝したエナンに敗れた第2シードのクズネツォワは、予選上がりのJ・ジョルジュ(ドイツ)を7-5, 6-1で下して8強に進出した。準々決勝では第8シードのF・スキアボーネ(イタリア)と対戦する。スキアボーネはM・サンタンジェロ(イタリア)と対戦中、4-6, 7-6(10-8), 1-0とリードしたところで、サンタンジェロが左手首を痛めて棄権し、ラッキーな勝ち上がりとなった。
第3シードのヒンギスは、今大会のダブルスパートナーでもあるM・キリレンコ(ロシア)と対戦し、全5回のブレイクチャンスを全て成功させる完璧な試合運びで、6-2, 6-2と一蹴した。準々決勝の対戦相手は、この日E・ダニリドー(ギリシア)を6-7(4-7), 6-3, 6-3の逆転で下した第6シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)となった。昨年華々しく現役に復帰したヒンギスは、今季は開幕から好調で、ゴールドコーストで準優勝、全豪オープンでベスト8、東京では優勝と上位進出を続けている。しかし、シドニーの1回戦とドバイの準々決勝で、ともにJ・ヤンコビッチに敗北している。
そのヒンギスをお得意様にしつつあるヤンコビッチは、今大会に第4シードで出場しており、この日はM・カメリン(イタリア)を6-0, 6-1と全く寄せ付けずベスト8へ駒を進めた。昨年USオープン・ベスト4のヤンコビッチは、年初のオークランドで開幕優勝を飾り、シドニーで準優勝、先週のドバイでも準決勝進出と波に乗っている。なお、ヒンギスとヤンコビッチは今大会は別のドローの山にいるため、決勝進出しないと顔を合わせない。
ヤンコビッチは準々決勝でK・ボンダレンコ(ウクライナ)と対戦する。
ボンダレンコはS・ミルザ(インド)と2回戦を行う予定だったが、ミルザが月曜日の1回戦で痛めた右ひざの怪我で試合前に棄権し、ボンダレンコは自身初のツアー8強進出を果たした。ミルザは「右ひざに痛みがあり、これ以上無理をしたくなかった。地元のハイデラバードに戻って、木曜日にMRIを撮ることにしたわ。」と、怪我の状態を語っていた。
昨年度覇者のN・ペトロワ(ロシア)は今年はエントリーしていない。今大会の優勝賞金は22万2千ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.