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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン第6日、センターコート第2試合に、中村 藍子が登場した。中村の相手は元女王で、今大会第6シードのM・ヒンギス(スイス)。自身初のグランドスラム3回戦突破を目指した中村だったが、元女王の壁は思った以上に厚く、2-6, 1-6のストレート負けを喫し大会を去ることとなった。
この日、ヒンギスは序盤から中村の苦手とするムーンボールをバックハンドに集め、中村の強打を完全に封じ込めると、なかなかペースのつかめない中村を尻目に、ヒンギスはロブやドロップショットなどを織り交ぜた多彩な攻めで簡単に第1セットを先取する。後の無くなった中村は、第2セットで自身のサービスゲームをキープし波に乗るかに思われたが、ペースを上げてきたヒンギスが第3ゲームから一気に5ゲームを連取する猛攻をみせ試合を決めた。自身初の四大大会4回戦出場まであと1勝としていた中村だったが、「ずっとあこがれていた」というヒンギスの技に終始翻弄され完敗した。
この試合でヒンギスはファーストサービスの確率が83%と好調で、試合後のインタビューでも「(サービスが)すごく良かった。モレスモなどもそうだと思うけれど、一発で決めるサービスではなく、確実にプレースメントされたサービスを高い確率で決めていくことが、(大会第2週に向けて)とても大事。」と話していた。一方、完敗を喫した中村は、「(ヒンギスは)両手打ちのいやなところを知っていた。とてもうまかった。いい勉強になりました。」と潔かった。
ヒンギスは2年連続の4回戦進出で、次の試合では第9シードD・サフィーナ(ロシア)と第19シードN・リー(中国)の勝者と対戦する。
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