HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(フランス、パリ)
上位8選手のみが出場できる上海でのATPツアー最終戦。その出場の残りの1枠をかけてデッドヒートが繰り広げられているBNPパリバ・マスターズ(賞金総額250万ドル)は土曜日準決勝が行われた。
第10シードのT・ハース(ドイツ)は第17シードのD・フルバティ(スロバキア)と対戦、4-6, 0-1とリードされた場面で体調不良のため棄権した。この結果J・ブレーク(アメリカ)が最終戦への最後の切符を手に入れた。ブレークの同最終戦出場は初。3回戦でブレークを倒したハースは、最終戦に出場するためには、今大会で優勝する必要があった。
一方勝ったフルバティは日曜日の決勝で第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)と対戦する。ダビデンコは準決勝で第6シードのT・ロブレド(スペイン)を6-3, 5-7, 6-2のスコアで振り切った。
ダビデンコは準決勝について、「展開の速いプレーをして、彼(ロブレド)を走らせ続けようとしたことが試合の鍵だったと思う。」と語った。「これが準決勝の3セットでずっとやっていたことさ。ファイナルセットに入るとロブレドは疲れていたと思う。」
これで今季7度目の決勝に進んだダビデンコは、ペルチャッハ(オーストリア)、ソポト(ポーランド)、ニューヘイブン(コネチカット州)、そしてモスクワで優勝を飾っている。
一方惜しくも敗れたロブレドだったが、今大会では最終戦出場という自身の目標をクリアした。ロブレドは今季は春のハンブルクのマスターズ・シリーズで優勝を飾っている。
ダビデンコは、決勝の相手であるフルバティとこれまで4度対戦し3勝。両者は全豪オープンの4回戦でも顔を合わせており、その時はダビデンコが2セットダウンから逆転勝ちを収めている。
ダビデンコは、「僕は5セットマッチを戦うのが好きだから、試合が長引けば長引くほど有利になると思う。(決勝では)全豪オープンと同じ戦術を使ってみるつもりさ。つまり彼(フルバティ)を走らせ、いいショットを打つ時間を与えない。でも決勝がどうなるか楽しみだね。試合中に少し戦略を変えるかも知れないし。」と優勝に向けて意欲を見せた。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.