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(スイス、チューリッヒ)
今季最後のティア1大会となるチューリッヒ・オープン(賞金総額134万ドル)の3日目は、シングルス2回戦などが行われ、地元の期待を一身に浴びるM・ヒンギス(スイス)と、優勝候補筆頭のA・モレスモ(フランス)が順当にベスト8へ進出したが、杉山 愛は惜しくも敗れた。
第5シードのヒンギスはフランスのベテラン、N・デシー(フランス)を6-3, 6-3のストレートで下し、2002年以来初めてのフル・シーズンとなる今季の成績を52勝16敗とした。序盤は3-3と競り合ったが、それを一気に抜け出すとヒンギスは、第2セットも終始試合を支配して準々決勝へ駒を進めた。2000年には今大会で優勝を遂げているヒンギスは、準々決勝では、S・クズネツォワ(ロシア)とJ・ヤンコビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。
今大会トップシードのモレスモも、序盤もたつきが見えたが、7-6(7-4), 6-3のストレートでS・ストザー(オーストラリア)を退けた。「コートが思ったより遅くて慣れるのに手間取った。終わりにかけて(怪我をしている)肩が痛くなり始めたけど、明日は一日休みがあるからなんとかなると思う。」と、モレスモはまずは初戦突破に胸を撫で下ろしていた。準々決勝ではこのところ好調のD・ハンチュコバ(スロバキア)との対戦となる。
ハンチュコバは、ダブルス・パートナーの杉山と2回戦を行い、第1セットを競り勝つと第2セットは一方的な試合展開で、7-6(9-7), 6-2で8強入りを決めた。ハンチュコバは1回戦で、第6シードのP・シュニーダー(スイス)を6-2, 7-5で下す殊勲を上げており、その勢いは衰えていなかった。
昨年の今大会で準優勝を遂げたハンチュコバと杉山のペアは、火曜日のダブルス1回戦を突破しており、2回戦では鄭潔(中国)&ヤン・ツー(中国)組と対戦する。
もう1つの2回戦では、M・キリレンコ(ロシア)がラッキーな勝利を収め8強へ名を連ねた。T・ゴロバン(フランス)と2回戦を行ったキリレンコだったが、ゴロバンが4-2とリードしたところで右足首を捻挫してしまい、試合を続けることが出来なくなってしまった。不戦勝と言うラッキーな勝利を獲得したキリレンコが、ベスト8へと勝ち上がった。準々決勝では、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)とK・シュレボトニック(スロベニア)の勝者と対戦する。
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