HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(オーストリア、ウィーン)
BA-CAテニス杯(賞金総額71万2228ドル)は木曜日シングルス2回戦が行われ、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)やA・ロディック(アメリカ)らが順当に8強入りを決めたものの、M・バグダティス(キプロス)やN・ジョコビッチ(セルビア)といった若手が相次いで敗れる波乱が起きた。
第2シードのナルバンディアンは地元の声援を受けるO・マラチ(オーストリア)に6-2, 6-3で快勝。準々決勝では第5シードのF・ゴンサレス(チリ)と対戦する。また第3シードのロディックもR・ガスケ(フランス)を相手に一度もブレークを許さず6-7 (5-7), 6-1, 6-3で勝利した。ロディックは第1セット終盤でラインコールを巡り審判ともめ、その後苛立っているように見えたが、第2セット以降は精神的に持ち直し、ガスケのサービスゲームをブレイクして一気に勝負を決めた。試合後ロディックは、「第1セットはアンラッキーだった。ただボールはしっかり打てていたから、自信を持ってプレーできたよ。」と話していた。ロディックは準々決勝でJ・メルツァー(オーストリア)と対戦する。
ナルバンディアン、ロディックともに、年末最終戦マスターズ・カップ出場権をかけてI・リュビチッチ(クロアチア)、N・ダビデンコ(ロシア)、J・ブレーク(アメリカ)らと熾烈なレースを演じており、今大会でも着実に上位進出してポイントを重ねて行きたいところ。
一方、第4シードのバグダティスは、ワイルドカード出場の地元S・クーベック(オーストリア)に6-1, 6-7(3-7), 2-6で逆転負けを喫した。肩の負傷以来2週間ぶりの実戦となったバグダティスは、第1セットを簡単に取ったが、第2セットをタイブレークの末落とし、ファイナルセットではクーベックに最終4ゲームを連取されて勝負ありとなった。金星をあげたクーベックは、「序盤は緊張していたけれど、試合が進むにつれて落ち着きを取り戻すことが出来た。なんとか試合をひっくり返すことが出来て自分でもびっくりしているよ。」とコメント。クーベックはD・フルバティ(スロバキア)と準々決勝で対戦する。
またこの日、第8シードのジョコビッチもS・ワウリンカ(スイス)に3-6, 3-6のスレートで敗れた。勝ったワウリンカは準々決勝でリュビチッチの胸を借りることとなる。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.