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(中国、広州)
ヤンコビッチの勢いを止めたのは「熱」だった。
広州国際女子オープン(賞金総額17万5千ドル、ティア3)は土曜日準決勝が行われ、第1シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)は第3シードのA・チャクエタゼ(ロシア)と対戦したが、熱射病のため途中棄権を余儀なくされチャクエタゼの決勝進出が決まった。今回が初めてのツアー決勝進出となるチャクエタゼは、決勝でA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と対戦する。
チャクエタゼは「初めてのツアー決勝進出で興奮している。棄権による決勝進出だから気持ちとしては微妙だけど、とにかく決勝に進むのだから、ぜひ初タイトルを獲得したいわ。イェレナ(ヤンコビッチ)の様子がおかしいのは分かっていたけど、いいプレーができていたと思う。決勝を楽しみにしているわ。」と話していた。チャクエタゼはメディーナ=ガリゲスと過去3度対戦があるが、いずれもチャクエタゼがストレート勝ちを収めている。
他方メディーナ=ガリゲスは今季3度目の決勝進出で、準決勝ではT・オブジラー(イスラエル)を7-5, 2-6, 6-4で振り切った。メディーナ=ガリゲスはツアー6勝を飾っており、今季はキャンベラとパレルモで優勝している。「今日の試合はほんとうにタフだった。(オブジラーは)タフな相手で、いいプレーをしていた。特に第1セットは大変だったけど、どうにか取る事が出来た。今季3度目の決勝を楽しみにしているの。ぜひ優勝したいわね。」
今大会の優勝賞金は2万8千ドル。
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