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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
USオープン10日目、女子シングルス準々決勝が行われ、注目の第2シードJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌ対第10シードL・ダベンポート(アメリカ)の一戦は、6-4, 6-4でエナン=アルデンヌに軍配が上がった。
ともにUSオープンで優勝経験を持つ世界ランキング元No.1だが、これまで両者11回対戦したうち、2003年の全豪オープン以降はエナン=アルデンヌが6連勝していた。今大会直前のニューへイブン大会決勝でも対戦した二人は、6-0, 1-0となったところでダベンポートが肩の故障を理由に棄権を申し入れていた。
この日の試合は拮抗した内容となったが、第1セットはエナン=アルデンヌが唯一のブレークをさらって先取。第2セットはダベンポートが3-1とリードしたものの、その後2度ブレークされ逆転を許した。
1991年以来これが16年連続のUSオープン出場、1998年にはタイトルを獲得しているダベンポートも30歳、ここ1年ほどは怪我に悩まされ続け、これが最後の今大会での雄姿となる可能性もある。
「まだ(これが最後になるかは)分からない。12ヶ月後の話だから。」と来年また帰ってくるかは未定とのことだ。「でも、若い頃と違って、体力の回復が遅くなったのは事実だわ。」
今年この後は、バリ、北京と転戦するが、以降のヨーロッパ・シーズンには今のところ参戦しない予定。11月下旬頃を目処に来年の全豪オープンに出場するかどうかを決めるとのことだ。
「一番大事なのはいいプレーをすることで、今大会はこれまでそれができてきたから、気分的にはさっぱりしている。」と、納得して会場を後にした。
勝ったエナン=アルデンヌは、昨日行われた準々決勝で既に勝ちあがった第19シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と準決勝で対戦する。
また、この試合の前に行われたA・モレスモ(フランス)対D・サフィーナ(ロシア)の準々決勝は、モレスモが緩急織り交ぜた配球でサフィーナを翻弄し、6-2, 6-3で一蹴した。準決勝では、この後ナイターで行われるM・シャラポワ(ロシア)とT・ゴロバン(フランス)の勝者と対戦する。
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