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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドン2日目、女子シングルス1回戦は上位シード勢がほとんどそろって2回戦進出を決める順当な展開となった。
先に行われた全仏オープンで見事2連覇を達成した第3シードのJ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)は、センターコートで1回戦を行った。M・ユアン(中国)の挑戦を受けたが6-0, 6-1の完勝で2回戦進出を決めた。
現在世界ランキング3位のエナン=アルデンヌは、ウィンブルドンでは2001年には準優勝を上げ、その後2年連続で準決勝へ進出していた。しかしその後、体力を消耗してしまうウィルス性疾患に侵され、ツアー離脱を余儀なくされてしまった。その病を克服し再びトップに戻り、先週のイーストボーン国際選手権でも優勝し波に乗っている彼女は、わずか56分という体力温存には最高の勝ち方をして2回戦へ駒を進めた。
この試合を含む64試合は昨日予定されていたが、雨のため火曜日へと順延となっていた。
エナン=アルデンヌは、「とても良い試合だった。自分のテニスも安定していたし、積極的に前へ出てプレーができて、1回戦にはまさに必要な試合展開だった。」と、まずは好スタートと言ったところ。
第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)も、調子を取り戻してきているV・ズヴォナレーワ(ロシア)を7-5, 6-3で退けて2回戦へ進んだ。
2004年には左手首の怪我で出場することができなかったクレイステルスは、2003年に4強入りした時の調子を取り戻そうとしている。クレイステルスはズヴォナレーワが再び世界のトップ・ランキングに戻ろうとしている流れを、完璧なプレーで退けた。ズヴォナレーワは2004年に9位にいたランキングを、昨年は怪我もあり現在の44位に下げていた。
「ズヴォナレーワは怪我が原因で今のランキングにいるけど、本来はとても良いプレーヤーなの。自分も良いテニスをするために、気持ちを引き締めなければならないって思っていたし、それはとても大切なことだったわ。彼女はきっと近い将来またトップに戻ってくるはずよ。」と、クレイステルスはズヴォナレーワを評価していた。
かつて16歳でウィンブルドン優勝を遂げたM・ヒンギス(スイス)がこの日5年ぶりにコートに姿を現した。O・サウチュック(ウクライナ)と1回戦を行い、6-2, 6-2の快勝で飾り、足と足首の怪我から3年のブランクを乗り越えての復活劇に依然陰りは見えない。サウチュックはこれが2回目のウィンブルドンだったが、第12シードのヒンギスの前に成すすべもなかった。ヒンギスはT・ガルビン(イタリア)と2回戦を行う。
「とても良かったわ。コートに立った瞬間にいい感触だった。準備も十分だったし、インドアで良い練習をしてきたから。実はこれまでここで好成績を残せたのも、インドアの練習が功を奏しているの。これは私に限ったことではなく、A・アガシ(アメリカ)が1992年に優勝した時も、そうだったのよ。技術を磨くにはそれがベスト。後は芝で勝つには、前へ前へとプレーする姿勢で攻撃的なゲーム展開をする以外にないと思うの。」と、ヒンギスは芝での秘訣を語っていた。
その他、全仏オープンで準優勝に輝いたS・クズネツォワ(ロシア)もR・オプランディ(イタリア)を6-3, 6-2で一蹴して、2回戦進出を決めている。
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