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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドン2日目は、日本勢では第18シードの杉山 愛、中村 藍子、森上 亜希子、浅越 しのぶの4人が1回戦を行い、杉山、森上、浅越の3人が2回戦進出を決めた。
日本のエースの杉山は、月曜日主催者推薦枠の地元出身17歳N・キャバデイとの1回戦で5-4とリードしたところで降雨のため、試合が火曜日へと持ち越されていた。2日目に試合が再開した直後は軽々と第1セットを取った杉山だが、第2セットでは急に硬さが見られ逆に1-4と押される局面もあった。しかし、そこは経験豊富な杉山。始終サービスは調子が良く、またエラーの数も少なく、最後は圧倒的な展開で盛り返し、6-4, 7-5のストレートで下し2回戦へ進出を決めた。
同じく前日、第1セットを1-6で落としたところで順延となっていた森上は、この日は別人のようなプレーでV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を圧倒し、1-6, 6-4, 6-2で退けた。2回戦では杉山と対戦となる。
浅越の1回戦は月曜日に試合開始に至らず火曜日に順延となっていたが、第17シードのM・キリレンコ(ロシア)を6-2, 7-6(7-1)のストレートで下す殊勲を上げた。浅越はC・カスターノ(コロンビア)を6-7(2-7), 6-1, 6-2で破ったT・タナスガーン(タイ)と2回戦で対戦する。
中村はE・ビュチコワ(ロシア)に3-6, 6-1, 3-6で惜しくも敗れた。
中村は、去年のウィンブルドンでは、杉山、森上、浅越ら先輩陣が1回戦敗退する中、日本人で唯一2回戦進出していた。
尚、各選手のウィンブルドンでのシングルスの戦績は、杉山が2004年にベスト8(優勝したM・シャラポワ(ロシア)に敗れる)、森上が2003年に3回戦進出、浅越が2003年に4回戦進出がそれぞれのベストとなっている。
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