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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープンでは男女シングルスの4強がそれぞれ出揃い、11日目の26日は、女子準決勝2試合と男子準決勝の1試合が行われる。
女子のベスト4は、M・シャラポワ(ロシア)、J・エナン=アルデンヌ(ベルギー)、K・クレイステルス(ベルギー)、A・モレスモ(フランス)といずれも世界ランキングNo.1に輝いた女王たちが名を連ねている。
まずはセンターコートのロッド・レーバー・アリーナ第2試合で、第4シードのシャラポワ対第8シードのエナン=アルデンヌ戦が行われる。
4回グランドスラムで優勝し、全豪オープンでも2004年に優勝しながら昨年は右ひざの怪我のためタイトル防衛を逃しているエナン=アルデンヌは、ことオーストラリアでは好調で目下19連勝中。火曜日もトップシードのL・ダベンポート(アメリカ)を2-6, 6-2, 6-3で下している。
一方のシャラポワは、昨年に続いての全豪オープン準決勝進出。準々決勝では、N・ペトロワ(ロシア)にリードを許し、4-5、 5-6で相手のサービスを迎えるというピンチを凌いでの逆転劇を演じ、7-6 (8-6), 6-4で勝ち進んだ。
エナン=アルデンヌとシャラポワはこれまで3度対戦し、去年3月のマイアミではフルセットの末にシャラポワが、そしてベルリンと全仏オープンではエナン=アルデンヌがストレート勝ちを収めている。シャラポワは昨年の全豪オープン準決勝ではS・ウィリアムズ(アメリカ)を前に3回のマッチポイントを握りながら敗れており、今日はその苦い想い出を払拭したいところ。
同試合に続いて行われるのが、第2シードのクレイステルス対第3シードのモレスモ戦。両者ともトップの実力を有しながらメジャータイトルに恵まれなかったが、クレイステルスは昨年USオープンで、そしてモレスモは年末のツアー・チャンピオンシップで初めて栄冠に輝いている。
準々決勝ではともにスイス勢との戦いとなったが、クレイステルスは3年ぶりの復帰を果たしたM・ヒンギス(スイス)を6-3, 2-6, 6-4で退け、モレスモは第7シードP・シュニーダー(スイス)に6-3, 6-0の圧勝でベスト4入りした。
両者これまではクレイステルスの8勝3敗と大きく差がついているが、直近では昨年のツアー・チャンピオンシップでモレスモが勝っている。
ナイトセッションの第1試合では、男子シングルス準決勝、第4シードD・ナルバンディアン(アルゼンチン)と、今大会で大旋風を巻き起こしているM・バグダティス(キプロス)との対戦が行われる。
年末のマスターズカップではR・フェデラー(スイス)を破り見事優勝を遂げたナルバンディアンは、今大会も安定した強さを見せており、準々決勝でもF・サントロ(フランス)に7-5, 6-0, 6-0と、後半14ゲーム連取という圧倒振りで勝っている。ナルバンディアンはこれで四大大会全てにおいて準決勝進出となったが、未だ優勝がない。
一方のバグダティスは、全豪オープン・ジュニアで3年前に優勝しているが、今大会では地元ギリシャ系サポーターの大声援にも支えられ、第2シードのA・ロディック(アメリカ)や第7シードのI・リュビチッチ(クロアチア)らのトップ勢をなぎ倒す波乱を演じてきた。
両者はこれまで1勝1敗。勝者は、金曜日行われるフェデラー対N・キーファー(ドイツ)の準決勝の勝者と、日曜日に決勝対決する。
その他の試合では、昨日クレイステルスに惜しくも敗れたヒンギスが、M・ブパティ(インド)と組んで混合ダブルスに出場しており、今日は第8シードのT・ペリー&R・スタブズ(オーストラリア)組との準々決勝を行う。
またジュニアでは、男子第11シードの会田翔が3回戦に登場する。
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