19歳フォンセカ優勝、次のジョコ?

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フォンセカ(ヨーロピアンOP)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は26日、シングルス決勝が行われ、世界ランク46位のJ・フォンセカ(ブラジル)が第8シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、ATP500の大会で初優勝を飾るとともに、ツアー大会で2度目のタイトルを獲得した。

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19歳のフォンセカは今季、2月のIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)でツアー初優勝を達成。

9月から10月にかけて行われたアジアシーズンは体調不良により欠場したフォンセカだったが、初出場となった今大会は、1回戦で世界ランク33位のG・ペリカー(フランス)を下し2回戦へ。2回戦は第7シードのJ・メンシク(チェコ)の試合前棄権、準々決勝はフォンセカがリードしていた場面で第9シードのD・シャポバロフ(カナダ)が途中棄権し4強入り。準決勝では同42位のJ・ムナル(スペイン)を下し、決勝に駒を進めた。

26歳で世界ランク18位のダビドビッチ フォキナとの顔合わせとなった決勝戦、フォンセカは7本のサービスエースを決め、ファーストサービス時に75パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークに成功。試合を通じて29本のウィナーを決め、1時間25分でATP500初制覇を成し遂げた。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフォンセカのコメントを掲載している。

「信じられない気持ちだ。この素晴らしい成果を達成できたのは家族とコーチのおかげ。両親がブラジルからちょうどここに来たところだった。パリに向かう途中で飛行機を乗り換えて、叔父たちと一緒に試合の1時間前にここに来てくれたんだ。キャリア最大のタイトルを獲得したときに、彼らがここにいてくれているなんて本当に素晴らしい。このスポーツ、そしてこの大会でプレーできることは喜びであり、とても幸せだ」

一方、準優勝となったダビドビッチ フォキナは悲願のツアー初優勝とはならなかったが、表彰式でフォンセカに「おめでとう。今日君は信じられないようなテニスをした。君はこのスポーツの顔だ。きっと明るい未来が待っている。君は間違いなく、カルロス(アルカラス)とヤニック(シナー)を倒す次のノーレ(ジョコビッチ)になるだろう」と言葉をかけ、新鋭に期待を寄せた。


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(2025年10月27日9時49分)
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