キリオス 復帰戦で大激闘も惜敗

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キリオス
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男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は31日、シングルス1回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などにより長期離脱した選手の救済措置)を利用し出場した元世界ランク13位のN・キリオス(オーストラリア)は世界ランク31位のG・ペリカー(フランス)に6-7 (2-7), 7-6 (7-4), 6-7 (3-7)のフルセットの激闘の末に惜しくも敗れ初戦敗退となった。

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29歳のキリオスが同大会の本戦に出場するのは6年ぶり3度目。2018年には優勝を飾っている。

キリオスは手首や脚の度重なる負傷に悩まされ長期間ツアーを離脱していたが、今大会で約1年半ぶりに公式戦復帰を果たすこととなった。前日に行われたダブルスではN・ジョコビッチ(セルビア)とのペアで初戦突破を果たし、公式戦復帰を白星で飾った。

そして、約1年半ぶりのシングルス復帰戦となったこの日の1回戦は若手ビッグサーバーである21歳のペリカーと初めて顔を合わせた。

第1セット、キリオスは安定したプレーで相手にブレークを与えずキープを続けたが、リターンゲームではペリカーの強烈なサービスを崩せず、このセットはタイブレークに突入。キリオスはこのタイブレークを落とし先行される。

第1セット終了後、キリオスはメディカルタイムアウトを取り右腕の治療を行ったものの、第2セットも集中力を切らさずプレー。アンフォーストエラーを4本に抑えると、ファーストサービス時に88パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、最後はタイブレークをものにして、1セットオールに追いつく。

ファイナルセット、キリオスは第2ゲームで相手にブレークポイントを握られるもこれをセーブ。その後もペリカーにブレークは与えなかったが、自身もブレークすることができず、最後はこの試合3度目のタイブレークの末に2時間27分で惜しくも敗れた。

勝利したペリカーは2回戦で第4シードのF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク93位のA・ウォルトン(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。

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