フェデラー撃破の金星で初8強

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会8日目の3日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク55位のJ・ミルマン(オーストラリア)が第2シードのR・フェデラー(スイス)を3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 7-6 (7-3)の逆転で破る金星をあげ、四大大会初のベスト8進出を果たした。

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この日、第1セットを落としたミルマンは第2セットもリードを許し、第10ゲームでフェデラーのサービング・フォー・ザ・セットを迎える。ここから4ゲーム連取の猛攻でセットカウント1-1に追いつくと、第3セットのタイブレークではフェデラーのセットポイントをしのいで勝利へ王手をかける。

第4セットはフェデラーに流れが傾きかける中、強打を貫くミルマンが3時間35分で四大大会初の4回戦の壁を超えた。

試合後のオンコートインタビューでは「ロジャー(フェデラー)のことを、とても尊敬している」と四大大会歴代最多20勝を誇るフェデラーへのリスペクトを示した。

続けて「最初は主導権を握られていたけど、ロジャーのサービスゲームがよくなかったからアタックした」と勝因を明かした。

準々決勝では、第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で初優勝し、史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成している。

ミルマンは「ジョコビッチも調子がいい。この前のクイーンズでは3ゲームしか取れていない」と述べた。

29歳のミルマンは4年前に肩を負傷し、世界ランキングは一時1,100位台にまで落ちた。その時は地元オーストラリアのブリスベンでサラリーマンとして働いしていたが、テニスを諦めきれず復帰を決意。2016年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジェネイロ、ハード)では2回戦で錦織圭にストレートで敗れるも接戦を演じた。

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(2018年9月4日15時20分)
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