フォアハンド編 | ||
Vol.3 上級者への道 フォアハンド編 上巻 |
||
前提の技術 ボールとの距離のとり方 |
||
横方向の距離感を大切にしよう ボールとの距離のとり方というのは、一般のスクールなどではあまり指導されることがないので、ピンと来ない人も多いかもしれないが、「前提の技術」として非常に大切な要素だ。また一般的には、打点の前後の調整だけが意識されることが多いが、ここではボールと自分との横方向の距離感(つまりボールをどれだけ身体から離すかという部分)の大切さを強調しておきたい。横方向の距離感というのは、できている人は無意識のうちに正確にできているものだが、バラツキが多く不安定な人や、つねにボールに近づきすぎるクセがある人が意外に多い。たとえば、よく「腕が縮んでいる」と言われる人は、フォームが悪いのではなく、ボールに近づきすぎているのが原因なのだが、その問題に気づいていない人が非常に多く、さらに気づいたとしても矯正がむずかしいという意味でやっかいなのだ。 したがって、つねにボールと適切な距離をとるというのは、サナギ(中級者)の段階でしっかりと習慣づけておきたい。横方向の距離感を磨くためには、下のイラストのような内部意識も有効なので、これを機にあらためて意識してみてほしい。 |
||
|
||
微調整が効く余裕を作ろう ボールとの距離を適切にとるためには、スウィングに入る直前の段階で微調整ができる余裕を作っておくことも大切になる。そのためにできる対策は2つあり、ひとつは、できるだけ最後まで足を細かく動かし、足の位置を決めるのを遅くすること。もうひとつは、スタンスの前後幅をある程度作るということだ(下のイラスト参照)。どちらも足がさぼっていたらできないことなので、日頃の練習から労を惜しまずこまめに足を動かす意識を持ってほしい。 |
||
|
||
|
||
|
||
フォアハンド編一覧 Vol. 7トッププロの最新技術 ここを盗め! フォアハンド編 下巻 Vol. 6トッププロの最新技術 ここを盗め! フォアハンド編 上巻 Vol. 5【自分だけの武器を作ろう!】 フォアハンド編 Vol. 4【上級者への道】 フォアハンド編 下巻 Vol. 3【上級者への道】 フォアハンド編 上巻 Vol. 2最新型フォアハンドの8つのキーポイント 下巻 Vol. 1最新型フォアハンドの8つのキーポイント 上巻 |
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.