フォアハンド編 | ||||
Vol.3 上級者への道 フォアハンド編 上巻 |
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前提の技術 テイクバックと面の作り方 |
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テイクバックには3つのポイントがある テイクバックには、前提の技術として非常に大事な要素が多く含まれている。そのポイントは、大きく分けて次の3つがあり、1と2に関してはこのページで、3は下巻で詳しく解説していく。1.面を伏せる(外に向ける) 2.振り子のように引いて後ろでループ 3.できるだけコンパクトにする |
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1.テイクバックで面を伏せる(外に向ける) フォアハンドにおいては、テイクバックで面を伏せるというのは、インパクトの面を安定させるために、欠かすことのできない重要な前提の技術となる。単純に考えれば、テイクバックでもインパクト時と同様に地面に対して垂直な面を用意すれば良さそうなものだが、下の2点のイラストを見てもらえばわかるように、実際にはそう単純ではない。腕の自然な動き方を考えれば、面を下に向けた状態で用意するのが理にかなっているのだ。 また、ラケットヘッドを立てて引く場合には、ラケット面を外に向けることを意識すれば良い。そうすれば、スウィング始動時には自然に面が下を向いた状態になるはずだ。 |
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2.振り子のように引いて後ろでループさせる テイクバックに関する2つめのポイントは、振り子のような動きで引いていって、最後に後ろで小さくループさせるという点だ。昔から一般的に「トップスピンはループスウィング」と言われるが、手の部分(グリップの位置)だけに注目すると、ループ状に回すというよりも振り子の動きに近い(最後だけ回す)というのが実態であり(イラスト左下参照)、それはほとんどのプロに共通している。それをラケットヘッドの動きとして見ると、「ループさせている」というようにも見えるわけだが、そこで「腕を回さなければ」と誤解してしまうと、右下のイラストのような間違ったテイクバックになってしまいやすいので注意してほしい。 また、最近の傾向としては、高い打点で打つために高く引く(手の位置が高い)選手が多くなっているが、サナギ段階では、それほど高く引く必要はない。それよりも、振り子的な動きを完全に身につけることを意識して、徐々に振り子の動きを高いところでやれるようにしていく(アガシの連続写真参照)という考え方で取り組んでほしい。初めから高く引こうとすると、間違った動きをクセにしてしまう可能性があるので注意しよう。 |
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