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ウルグアイの英雄が出場へ

ディエゴ・フォルラン
ディエゴ・フォルラン(画像は2014年)
画像提供: ゲッティイメージズ
11日に開幕する男子テニスのウルグアイ・オープン(ウルグアイ/モンテビデオ、クレー、ATPチャレンジャー)のダブルスに元プロサッカー選手のディエゴ・フォルランが出場する。

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45歳のフォルランは、サッカー選手としての現役時代にマンチェスターユナイテッドやアトレティコ・マドリード、ビジャレアルで活躍。2014年から2015年にかけてのシーズンはセレッソ大阪でもプレーし、2019年に1度現役を引退。2022年からは母国のオールド・ボーイズで現役復帰を果たし、翌年スパイクを脱いだ。

その後、幼少期から親しんできたテニスにも取り組み始め、昨年7月にはITF大会に出場。今年5月に45歳となってからはITFの45歳以上の部に精力的に参戦している。

今回は、シングルス世界ランク103位のF・コリア(アルゼンチン)とペアを組み、ウルグアイ・オープンのダブルスに出場予定。フォルランは男子プロテニス協会のATPにチャレンジャー大会に参戦することとなった経緯を明かした。

フォルランとコリアを結んだのは現在世界ランク320位で25歳のI・カルー(ウルグアイ)で、フォルランに対しコリアが出場する準備ができていると伝えたことから始まった。

「イグナシオ(カルー)は何度も冗談を言っていたよ。今年、僕は彼に『いや、休暇中だからプレーしたくない』と言ったんだ。それから数ヵ月後、彼はフェデリコ・コリアの写真を送ってきて『ウルグアイのチャレンジャーで君のパートナーがいる』と言ったんだ。冗談だと思ったんだけど、彼は『彼は君とプレーしたがっているんだ。冗談じゃないんだよ』って言ってきたんだ」

「もし僕がサッカーをプレーしていたときに、ATPのプロトーナメントでプレーすることになるかと聞かれたら、想像もしなかっただろうね。たった1試合でも、プロと一緒にプレーすることを楽しみたい。僕が初めてかどうかはわからないけど、プロのサッカー選手がプロのテニス選手になれるなんてね(笑)」

「あのような選手たちと対戦するのは本当に、本当に難しいことだと思う。でも、失うものは何もない。トーナメント・ディレクターのディエゴ・ペレスからこのような機会を与えられたことは、僕にとって特別なことなんだ」

サッカーでは右足から精度の高いフリーキックを放ち、2010年の南アフリカワールドカップでは最優秀選手に与えられるゴールデンボールも獲得。母国のワールドカップ4位という40年ぶりの好記録を演出したフォルランだが、テニスでは左利き。また、バックハンドは以前は片手で放っていたが、現在は両手バックハンドに変更し戦っている。

ウルグアイ・オープンが開催されるモンテビデオはフォルランの地元。来週11日からは多くの関係者が訪れることになるだろう。


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