テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間5日(現地4日)、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が第5シードの
D・メドベージェフを6-2, 1-6, 6-1, 6-4で破り、大会初のベスト4進出を果たした。試合後の会見でシナーは「勝利は約束されていない」と明かした。
>>錦織 圭vsヴァリジャス 1ポイント速報<<>>上地 結衣/田中 愛美ペア、パラリンピック決勝 1ポイント速報<<>>小田 凱人vsフェルナンデス 1ポイント速報<<>>テニス365ライター募集<<23歳で世界ランク1位のシナーは今大会、1回戦で同140位の
M・マクドナルド(アメリカ)、2回戦で同49位の
A・ミケルセン(アメリカ)、3回戦で同87位の
C・オコネル(オーストラリア)、4回戦で第14シードの
T・ポール(アメリカ)を下し準々決勝に駒を進めた。
この試合の第1セット、シナーは3本のダブルフォルトを犯すなどサービスの安定しないメドベージェフに対し2度のブレークに成功して先行。しかし第2セットでは3度のブレークを奪われセットカウント1-1に追いつかれる。
それでも第3セット、シナーが2度のブレークに成功しセットカウント2-1と勝利に王手をかける。第4セットではこの試合で初めて互いにサービスキープが続くと第7ゲームでシナーがブレーク。このリードを守り切り、2時間40分で勝利した。
試合後の会見でシナーは「もちろん厳しい試合だったが、次のラウンドに進めてうれしい。僕たちはお互いをよく知っていたので本当にタフだったけど、勝ててとてもうれしい」とコメントした。
勝利したシナーは準決勝では第25シードの
J・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは準々決勝で第10シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を6-3, 7-5, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
また、今大会のベスト4に残った選手で唯一、四大大会での優勝経験を持つシナーだが影響はあまりないと明かした。
「準々決勝、準決勝、あるいはベスト16に進出した選手は全員、そこにいる資格がある。知ってのとおり、勝利は約束されていない。常に各対戦相手に対して解決策を見つけなければならない。それは僕が目指していることだと思う」
「試合は少し違う。準決勝でも試合前の気持ちはそれほど変わらない。幸運なことに僕はすでにこのような感情を持ってプレーしてきたが、どうなるか見てみよう。とても興味深いものになるだろうね。そしてジャック(ドレイパー)は素晴らしいテニスをしている。おそらく、今までで最高のテニスだね。だから、厳しい戦いになると思う」
一方、敗れたメドベージェフは2年連続5度目の4強入りを果たすことはできなかった。
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