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最後の四大大会で初戦敗退

ダニエル・コリンズ
初戦敗退となったコリンズ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間28日(現地27日)、女子シングルス1回戦が行われ、第11シードのD・コリンズ(アメリカ)は世界ランク49位のC・ドールハイド(アメリカ)に6-1, 5-7, 4-6の逆転で敗れ、初戦敗退となった。コリンズにとって最後の全米オープンはシングルス敗退となり、残すは女子ダブルスとなった。

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30歳で現在世界ランク11位のコリンズは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルンハード、グランドスラム)時に今季限りでの現役引退を発表。それでも3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)とクレジット・ワン チャールストン オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、WTA500)で優勝している。

全米オープンに出場するのは9年連続9度目であり2022年の16強入りが最高成績となっている。今大会の1回戦では全米オープンに4度出場するも1度も勝利を挙げられていないドールハイドと対戦した。

この日の第1セット、16本のウィナーを決めたコリンズは2度のブレークに成功し先行する。続く第2セットではブレークを奪い合う展開となるもゲームカウント5-6で迎えた第12ゲームで3度目のブレークを許し1セットオールに追いつかれる。

そしてファイナルセット、開始からサービスキープが続くもコリンズは第8ゲームでブレークを許す。ドールハイドのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでは2本のマッチポイントを凌ぎブレークバックに成功するも第10ゲームで2度目のブレークを奪われ、2時間40分の激闘の末に力尽きた。

試合後の会見でコリンズは「12日間を休息に充てたので準備は最小限で臨んだ。ベストを尽くしたし、それが私にできる全てだった。いいショットが打てたときもあれば、うまくいかなかったときもあったけど、彼女(ドールハイド)のプレーは素晴らしかった」とコメントした。

「私は今年の残りもまだプレーする。少なくとも、それが今の計画。人生の目標や健康上の問題など何が起こるか分からない。でも最高のテニスができなかったのはちょっと残念だった。ショットがバラバラで、タイミングが少しずれていたような気がするし、スタミナも色々とね。それでも予想通りではあった。オリンピックでは熱中症で大変な思いをした。その後、体調を崩した。免疫力が落ちている。それが少し影響したような気がする。休んでいたせいで、ここ数週間は身体的にかなりきつかった」

今大会が最後の四大大会となるコリンズ。シングルスは初戦敗退となったもののC・ガルシア(フランス)と共にダブルスにも出場しており、1回戦ではA・ロジャース(アメリカ)/ A・スミス(アメリカ)と対戦することが決まっている。

ダブルスに向けてコリンズは「彼女(ガルシア)は私の良き友人。練習コートでとても楽しく過ごした。ダブルスで一緒になって、最後のグランドスラムで彼女とプレーできるというのは、ある意味当然のことだった。これまで一緒にプレーしたことはないけど安心している。彼女はダブルスでいくつかのタイトルを獲得しているから、本当に興味深いものになるだろう」と言及した。

なお、勝利したドールハイドは2回戦で世界ランク96位のS・エラーニ(イタリア)と対戦する。エラーニは1回戦で同77位のC・ブクサ(スペイン)を3-6, 6-0, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)、第5シードのJ・パオリーニ(イタリア)、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク88位の大坂なおみ、予選勝者で世界ランク217位の柴原瑛菜らが2回戦に駒を進めた。

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