男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間18日(現地17日)、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク27位の
F・ティアフォー(アメリカ)は第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が6-3の時点で途中棄権したため「ATPマスターズ1000」で通算2度目のベスト4進出を果たした。また、ティアフォーはこの勝利でマッチ通算200勝目に到達した。
>>シナー、ズベレフらシンシナティOP組合せ<<>>シフィオンテク、サバレンカらシンシナティOP組合せ<<>>ダニエル 太郎らウィンストンセーラム組合せ<<26歳のティアフォーが同大会に出場するのは8年連続8度目。最高成績は2017年に記録した16強となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク53位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、2回戦で第14シードの
L・ムセッティ(イタリア)、3回戦で同35位の
J・レヘチカ(チェコ)を下し大会初の8強入りを決めた。
そして準々決勝の第1セット、互いにサービスキープが続くと第5ゲームでティアフォーがブレークに成功。第8ゲームでは2度のブレークポイントを凌ぐと直後の第9ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。
しかし第1セット終了後、フルカチュはふくらはぎの負傷により途中棄権し46分で試合終了。ティアフォーが昨年のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に次ぐキャリア通算2度目の「ATPマスターズ1000」4強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにティアフォーのコメントを掲載し「(ゲームカウント)2-2のあと彼(フルカチュ)の調子が少し悪くなったと感じた。(手術から)かなり早く復帰し、(モントリオールとシンシナティで)2度も準々決勝に進出したことは彼がいかに素晴らしい選手であるかを示している。彼が全米オープンまでに回復することを期待している」と語った。
また、マッチ200勝目に到達したことに「それは大きいことだ。全く知らなかったけど大きな節目だね」と答え、キャリアで何勝できるかについては「500勝を達成した選手たちは本当に素晴らしいキャリアを送っている。700勝の選手のようになりたいとは思っていない。絶対にそこまではいけない。でも、500勝を達成できたらかなりすごいよ」と言及した。
同日には第1シードの
J・シナー(イタリア)と第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が4強入りした。
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