男子テニスで世界ランク2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が日本時間18日にSNSを更新し、現在開催中のシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で発生した誤審による試合終了に苦言を呈すとともに、男子プロテニス協会のATPへの要望をつづった。
>>【動画】ジョコビッチが意見:誤審を招いたドレイパーの実際のショット<<>>シナーらシンシナティOP組合せ<<>>シフィオンテクらシンシナティOP組合せ<<37歳のジョコビッチはパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)シングルス決勝で
C・アルカラス(スペイン)を下し金メダルを獲得。現在は休暇中で、ナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)とシンシナティ・オープンを欠場し26日開幕の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に向け調整を行っている。
ジョコビッチが今回SNSを更新した件は16日に行われたシンシナティ・オープン3回戦での
J・ドレイパー(イギリス)vs
F・オジェ アリアシム(カナダ)の一戦。試合はフルセットの接戦となるなか、最後はドレイパーがネット際で低い体勢となりながらショットを決め5-7, 6-4, 6-4で勝利した。
しかし、このマッチポイントの場面、ドレイパーのショットが自コートに当たってから返球されたとオジェ アリアシムが抗議。スーパーバイザーも含め約5分間協議がなされたが判定は覆らず、ドレイパーの勝利となった。
物議を醸した判定だが、男子プロテニス協会のATPは試合後に「試合はドレイパーのローボレーが物議を醸し、異例な形で終了した。このショットは有効と判定されたが、リプレイではボールがドレイパーのラケットのフレームの下に当たり、そしてコートに跳ね返った後、ネットを越えた」と公式サイトに掲載しており、誤審であったことを事実上認めた。
ジョコビッチはこの判定についてX(旧Twitter)でこうつづった。
「コート上でこのような状況に関するビデオリプレイがないのは恥ずかしいこと。さらに馬鹿げているのは、コート外で確認したビデオレビューに基づいて、主審が最初の判定を変更できるルールがないことだ!テレビを見ている誰もがリプレイで何が起こったかを見ているのに、コートにいる選手たちは結果がどうなったかわからないまま『暗闇』に置かれている。僕らにはラインコールのためのホークアイがある。技術的に進歩した21世紀に生きているのに!各ツアー、こんな馬鹿げたことが2度と起こらないようにしてほしい!」
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