男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間18日(現地17日)、シングルス準々決勝が行われ、第15シードの
H・ルーネ(デンマーク)が世界ランク28位の
J・ドレイパー(イギリス)を6-4, 6-2のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。
>>シナー、ズベレフらシンシナティOP組合せ<<>>シフィオンテク、サバレンカらシンシナティOP組合せ<<>>ダニエル 太郎らウィンストンセーラム組合せ<<21歳のルーネは今季、ツアー制覇こそ無いものの、1月のブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で準優勝。その後の大会でも安定した成績を残していたが手首の負傷により今月のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)を欠場した。復帰戦となった前週のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では16強入りしている。
3年連続3度目のシンシナティ・オープン出場となった今大会、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク42位の
M・ベレッティーニ(イタリア)を下し大会初白星。続く2回戦で予選勝者で同39位の
N・ボルジェス(ポルトガル)、3回戦で同46位の
G・モンフィス(フランス)を下し8強入りした。
そして22歳のドレイパーと対戦した準々決勝、ルーネは17本のウィナーを決めファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを凌ぐとリターンゲームでは3度のブレークを奪い1時間16分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルーネのコメントを掲載し「1回戦後に、もっと上手くならなければ勝ち上がれないと言ったけど、今はとても良いテニスをしている。プロセスが全てであり、最初の試合からハードワークしてきた」と語った。
「スコアボードは、実際にコートで感じたようなものではない。特に第2セットでは彼(ドレイパー)が攻めてきたので、かなりアグレッシブなテニスをしなければならなかった。でも、粘り強くプレーしてレベルも上げることができ、僕にとっては素晴らしい試合だった」
勝利したルーネは準決勝で世界ランク27位の
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは準々決勝で第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が6-3の時点で棄権したため勝ち上がりを決めた。
同日には第1シードの
J・シナー(イタリア)と第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が4強入りした。
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