男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は17日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク121位の
T・ティランテ(アルゼンチン)が第1シードで同8位の
A・ルブレフを7-6 (7-5), 3-6, 6-4のフルセットで破る金星を挙げ、ツアー大会初のベスト8進出を果たした。
>>【動画】世界8位ルブレフ撃破!ティランテが金星を手にした瞬間!<<>>ナダル、ノリーらノルデアOP組合せ<<今季、チャレンジャー大会で優勝と準優勝を飾っている23歳のティランテ。ツアー大会では2月のコルドバ・オープン(アルゼンチン/コルドバ、レッド クレー、ATP250)とモビスター・チリ・オープン(チリ/サンティアゴ、レッドクレー、ATP250)で2回戦に進出した。
ノルデア・オープンに出場するのは今回が初であり1回戦では予選勝者で世界ランク170位のJ・ファリア(ポルトガル)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で下し初戦突破を決めた。
2回戦の第1セット、互いにブレークポイントを与えずサービスキープしタイブレークに突入。3度ずつミニブレークを奪い合い6-5の場面でティランテが4度目のミニブレークに成功し先行する。
しかし第2セット、3度のダブルフォルトを犯したティランテはセカンドサービス時のポイント獲得率が10パーセントに留まり3度のブレークを許す。自身は1度しかブレークを返せず、1セットオールに追いつかれる。
それでもファイナルセット、ティランテは第3ゲームで先にブレークに成功。第6ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐとその後のサービスゲームをキープし、2時間24分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにティランテのコメントを掲載しており「素晴らしい試合ができたと思う。こんなに大勢の人とプレーするのは初めてなので、とても緊張した。トップ10の選手と対戦するのは初めてだったのもあるしね」と語った。
「ここで最高のテニスができてとてもうれしい。これまで良い週がなかったけど、これが人生最高の試合なので、スウェーデンでのことは一生忘れないだろう」
勝利したティランテは準々決勝で世界ランク54位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。カルバレス バエナは2回戦、予選勝者で同160位のD・エフセエフ(カザフスタン)を2-6, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク85位の
T・モンテイロ(ブラジル)と予選勝者で同130位のD・アジドゥコビッチ(クロアチア)が8強に駒を進めた。
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