テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は2日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク90位の
西岡良仁が同50位の
N・ボルジェス(ポルトガル)を6-2, 7-6 (8-6), 2-6, 6-3で破り、2021年以来3年ぶり2度目の初戦突破を果たした。
>>錦織 圭vsリンデルクネシュ 1ポイント速報<<>>錦織 圭、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ<<28歳の西岡は前週のロスシー国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)で予選を勝ち抜き本戦入りすると今季ツアー初の8強入り。ウィンブルドン出場は6大会連続8度目であるが本戦での勝利は2021年のみとなっている。
ボルジェスとはチャレンジャー大会も含め過去2度対戦しており1勝1敗。いずれも今年の対戦であり、ハードコートでは西岡が、クレーコートではボルジェスが勝利。芝コートでは初対戦となった。
1回戦の第1セット、17本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立つボルジェスに対し西岡は2度のブレークに成功し、わずか23分で先行する。
続く第2セット、互いにサービスキープを続けるとゲームカウント5-5で迎えた第11ゲーム途中で雨天により約1時間中断。再開後の第12ゲームで西岡は0-40とされるも5ポイント連取でピンチを乗り越えキープしタイブレークにもつれ込む。
先にミニブレークを許し3-6と先行を許した西岡だが鋭いパッシングショットを決めるなどし3度のセットポイントを凌ぐと最後はネット際のボレーを決め、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。
そして第3セット、西岡は第2ゲームでブレークに成功するも直後の第3ゲームでブレークバックを許す。第4ゲームでは3度のブレークチャンスを握るもブレークを奪えず。直後の第5ゲームでボルジェスにブレークを許すとそのまま4ゲームを連取され、セットカウント2-1とされる。
それでも第4セット、互いにサービスキープを続けると第8ゲーム、ボルジェスのミスもあり西岡がブレークに成功。直後のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでは3度のブレークポイントを凌ぎキープし2時間28分の接戦を制した。
勝利した西岡は2回戦で第20シードの
S・コルダ(アメリカ)とラッキールーザーで本戦入りした世界ランク58位の
G・ペリカー(フランス)のどちらかと対戦する。
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