男子テニスの6月10日付ATP世界ランキングが更新され、
J・シナー(イタリア)が順位を1つ上げイタリア人男子史上初の世界ランク1位を記録した。史上29人目のNO.1となったシナーは「誰もが夢見ること」と喜びを明かしている。
>>【画像】シナー 世界1位のトロフィーを獲得<<>>大坂 なおみvsメルテンス 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、ペグラらリベマOP組合せ<<22歳のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で自身初となる四大大会制覇を達成。その後は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも優勝を果たした。
そして前週行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で
N・ジョコビッチ(セルビア)が右膝の負傷により準々決勝を棄権したため、シナーの大会終了後の世界1位が確定していた。
なお、自身は全仏オープン初の4強入りを果たすも準決勝で第3シードの
C・アルカラス(スペイン)に6-2, 3-6, 6-3, 4-6, 3-6の4時間9分に及ぶフルセットの死闘の末に敗れ、大会を後にしている。
そして、10日、シナーは男子プロテニス協会のATP会長 アンドレア・ガウデンツィ氏から世界1位のトロフィーを受け取った。公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。
「もちろん、僕にとっては大きな意味がある。世界1位になったということは素晴らしい1年だったということ。実際、多くの成功を収めた素晴らしい1年だった。もちろん、とてもうれしい。一方で、トーナメントは常にあるし、大きなトーナメントに出場しなければならない。(世界1位の)一員になれたことは大きな名誉であり、次の挑戦を楽しみにしている。チームや親しい人たちとこの喜びを分かち合えてとてもうれしい。一方で、まだ改善できることがあると確信しているし、それを楽しみにしている」
「これは子供の頃に夢見ていたこと。あの日は夢に過ぎなかった。そして今、自分が世界ランキング1位だと言えるのは僕にとって大きな意味がある。確かに時間はかかったけどとてもいい気分だよ。今、自分が世界1位だと言えるのはただただ素晴らしいこと。世界1位は僕が求めていた功績だよ。そしてもちろん、どれだけそこに留まることができるかを見なければならないね」
なお、シナーは1973年のATPランキング創設以来シングルスでNO.1に上り詰めた29人目の選手となった。
「僕たちのスポーツにおいて最大の意味を持っていると思う。それは手にできる最高の数字。このポジションに立つことは誰もが夢見ることだよ。世界1位というのは1年という時間の中で築き上げる成果。そして今、どれだけそこに留まることができるか、それはまた別の挑戦になる」
今後、シナーは17日開幕のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)と7月1日開幕のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)への出場を予定している。
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