男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は13日、シングルス4回戦が行われ、第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)が第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)を2-6, 7-6 (7-2), 6-3の逆転で破り、大会初のベスト8進出を果たした。
>>メドベージェフvsルーネ 1ポイント速報<<>>アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ<<世界ランク7位で20歳のルーネは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で準優勝するも続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では左膝を痛めたこともあり2回戦敗退。その後、南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)とアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)で4強入りした。
BNPパリバ・オープンに出場するのは4年連続4度目であり、最高成績は2023年の4回戦進出となっている。今大会、初戦となる2回戦ではプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済制度)で出場した元世界ランク3位の
M・ラオニッチ(カナダ)が棄権したため初戦突破。続く3回戦では第26シードの
L・ムセッティ(イタリア)を6-2, 7-6 (7-5)のストレートで下し16強入りを決めた。
そして世界ランク12位のフリッツと顔を合わせた4回戦の第1セット、第4ゲームでは1度のブレークポイントを凌いだルーネだったが第6ゲームでブレークを許すと結果的に4ゲーム連取を許し先行される。
続く第2セット、第10ゲームでマッチポイントとなるブレークポイントを握られたルーネだが凌ぎタイブレークに突入。開始から4ポイントを連取し2度のセットポイントを握ると最後は強烈なフォアハンドを決め、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第4ゲームで40-15としブレークチャンスを握ったルーネはフリッツの強烈なショットに対応し逆を突いたショットを決めてブレークに成功。自身はファーストサービスが入ったときに93パーセントの高い確率でポイントを獲得しブレークポイントすら与えず、2時間18分の熱戦を制した。
大会の公式サイトにはルーネのコメントが掲載されており「僕はただ信じ続けた。第2セットの終盤は何とか自分のレベルを上げることができた。試合を通して常に劣勢で、彼のサービスをブレークするのに苦労したけど、タイブレークで自分のリズムを掴むことができた。それは僕にとって良かったし自信に繋がった」と語った。
「クレイジーな試合だった。彼(フリッツ)は素晴らしい試合をしたと思うし、お互いにハイレベルだった。ナイトセッションはなんとも素晴らしい終わり方だろうね」
勝利したルーネは準々決勝で第4シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは3回戦で第13シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第9シードの
C・ルード(ノルウェー)と第17シードの
T・ポール(アメリカ)が8強に駒を進めた。
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