男子テニスのHCI バーニー国際1(オーストラリア/バーニー、ハード、ATPチャレンジャー)は1日、シングルス2回戦が行われ、予選を勝ち上がった世界ランク809位の
今井慎太郎が第8シードのP・セクリック(オーストラリア)との3時間半を超える死闘を6-7 (9-11), 7-5, 6-3の逆転で制し、2019年11月の兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード、ATPチャレンジャー)以来 約4年3カ月ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
2022年の大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)王者である30歳の今井慎太郎は昨年、右足首の負傷に苦しみ思うように大会を周れず。それでも11月に復帰を果たすと同月のM15 ブリスベン(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ITF)では通算12度目の優勝を飾った。
2024年シーズン開幕戦となった今大会では予選2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦では同じく予選を勝ち上がった世界ランク788位の
磯村志を2-6, 6-2, 6-3の逆転で下し初戦突破を決めた。
2回戦の第1セット、互いにブレークポイントを与えずサービスキープを続け終盤へ。そして第11ゲーム、今井は40-0としブレークチャンスを握ると2度目をものにしブレークに成功。しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった直後の第12ゲームで1度のセットポイントを活かせずブレークを許しタイブレークにもつれ込む。
タイブレーク、今井は5-2とリードするも4度のセットポイントを活かすことができず。セクリックに2度目をものにされ、先行される。
続く第2セット、互いに1度ずつブレークを奪い合うとその後は両者、ブレークチャンスを活かすことができず。サービスキープが続くも第12ゲームで今井がブレークに成功し1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第6ゲームでブレークに成功した今井。自身はファーストサービスが入ったときに89パーセントの確率でポイントを獲得しブレークポイントを与えず、3時間35分に及ぶ死闘を制した。
勝利した今井は準々決勝で世界ランク311位の
L・サビル(オーストラリア)と対戦する。サビルは2回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した17歳のH・ジョーンズ(オーストラリア)を7-5, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク339位の
野口莉央が登場したが第5シードのD・スウィーニー(オーストラリア)に3-6, 4-6のストレート負け。また、第1シードの
R・ヒジカタ(オーストラリア)も同293位のO・ジャシカ(オーストラリア)に7-5, 4-6, 4-6の逆転で敗れ姿を消した。
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