男子テニスのロレックス・上海・マスターズ（中国/上海、ハード、ATPマスターズ）は９日、シングルス３回戦が行われ、第４シードの
Ｓ・チチパス（ギリシャ）は第３２シードの
Ｕ・アンベール（フランス）に4-6, 6-3, 5-7のフルセットで敗れ、ベスト１６進出とはならなかった。チチパスは８月以降マッチでの連勝がなく４勝６敗と苦しんでいる。
＞＞アルカラスら上海マスターズ組合せ＜＜２５歳で世界ランク６位のチチパスは今大会、初戦となった２回戦で世界ランク７５位の
Ｒ・ヒジカタ（オーストラリア）をストレートで破り３回戦へ。シード勢のアンベールと対決となり、２度のブレークに成功したものの、自身は３度のブレークを許して２時間９分で力尽きた。
この試合でチチパスはアンベールを上回る８度のブレークチャンスを創出するなど押し込む時間はあったが、決定的なポイントを奪うことができずに敗れた。
この結果、８月１週目にミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ（メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250）で優勝を飾って以降 約２ヵ月間で６大会（うち１つはデビスカップ）に出場したチチパスはマッチで連勝できず。確実な不調とは言い切れないが、思うような成績が残せていない。
今シーズンは１月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）で準優勝するなど滑り出しは上々で、シーズン全体ではマッチ４３勝１９敗という世界ランクトップ１０に恥じない成績のチチパス。それでも、シングルスのみならずダブルスでも多くの大会で出続けており、体が丈夫だからこその勤続疲労も懸念される。
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