男子テニスのW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）は１８日、シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が第９シードのＴ・フリッツ（アメリカ）を6-0, 6-4のストレートで破り、ベスト４進出を決めた。試合後には第１セットについて「ほぼ完璧なプレーができた」と振り返った。

＞＞アルカラス、ジョコビッチらシンシナティ組合せ＜＜

７度目の顔合わせでジョコビッチの６連勝中で迎えたこの一戦。序盤はミスの少ないジョコビッチが第２ゲームで先にブレークを奪い主導権を握ると、地元の声援を受けるフリッツを容赦なく圧倒。６ゲームを連取し、わずか２０分で第１セットを先取した。

思わぬ第１セットに騒然とするセンターコートだったが、第２セット第１ゲームでジョコビッチがダブルフォルトを犯しブレークチャンスを与えると、最後はラリー戦を落としフリッツにこの日初めてブレークを許す。一時流れはフリッツに傾いたが、第８ゲームでブレークバックに成功すると、続く第１０ゲームでもブレーク。１時間１分で快勝し４強入りを決めた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。

「第１セットはほぼ完璧なプレーができた。第２セットでは２－４からの４ゲームをしっかりプレーできた。全体的に素晴らしいパフォーマンスだったよ」

同日には世界ランク１位のＣ・アルカラス（スペイン）も４強入りを決めた。アルカラスが仮に準決勝で同２０位のＨ・フルカチュ（ポーランド）に敗れ、ジョコビッチがこの大会で優勝した場合。大会後に更新される世界ランクでジョコビッチは１位に返り咲くことになる。

そのジョコビッチは準決勝で第１６シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）と対戦する。ズベレフは準々決勝で世界ランク３２位のＡ・マナリノ（フランス）をストレートで下しての勝ち上がり。

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