男子テニスのホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)は20日にシングルス準々決勝が行われ、第2シードの
A・マナリノ(フランス)が第7シードの
J・トンプソン(オーストラリア)を6-0, 6-7 (4-7), 6-2のフルセットで破り、大会初のベスト4進出を果たした。この試合でマナリノが芸術的なロブを放った。
>>【動画】マナリノの芸術的ロブ、相手はがっくり5秒以上立ち上がれず<<>>【錦織 ライブ配信22日朝】<<35歳のマナリノは今シーズン芝コートの大会で好成績を残しており、先月のリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、ATP250)では2回戦で
D・メドベージェフを破り8強入り、シンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)では
T・フリッツ(アメリカ)を下し、2週連続のトップ10撃破で8強入りした。
続くマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)では準優勝。今月行われたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では初戦を突破し、2回戦でメドベージェフに敗れたものの、好調を維持し今大会も準々決勝に進んだ。
準々決勝の第1セット、マナリノはトンプソンに1ゲームも与えず31分で先行する。しかし続く第2セットはタイブレークの末、トンプソンに獲得され1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、マナリノのサービスゲームとなった第3ゲームがデュースにもつれ込む。すると緊迫した展開となったこの場面でマナリノが芸術的なロブで前に詰めていたトンプソンの頭上を抜きポイントを獲得した。ブレークチャンスにつなげたい場面であっただけに、これにトンプソンはがっくり。その場にしゃがみ込み5秒以上立ち上がることが出来なかった。
結局このゲームをキープすることに成功したマナリノは、勢いに乗り直後の第4ゲームでブレークに成功しリードを奪う。最後は第8ゲームで訪れたマッチポイントをものにし、2時間44分でベスト4進出を決めた。
勝利したマナリノは準決勝で第3シードの
U・アンベール(フランス)と対戦する。アンベールは準々決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した
K・アンダーソン(南アフリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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