テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は15日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク42位の
M・ボンドロウソワ(チェコ)が第6シードの
O・ジャバー(チュニジア)を6-4, 6-4のストレートで破り、四大大会初優勝を飾るとともに、オープン化以降ノーシードの選手として同大会の女子シングルス史上初の制覇を成し遂げた。試合後の会見では「ほっとしている」と優勝直前のプレッシャーを語った。
【動画】ボンドロウソワ 優勝の瞬間24歳のボンドロウソワは、ツアータイトルは1勝にとどまっているものの、2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、2021年東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)女子シングルスでは銀メダルを獲得している実力者。
今大会はノーシードでの出場ながらシード勢を続々と倒していき、オープン化以降ウィンブルドン女子シングルス初のノーシードでの決勝進出を果たした。
決勝戦の第1セット、両者2度ずつブレークを奪い合い迎えた第9ゲームでジャバーのミスからボンドロウソワがブレークを果たし、先行する。
続く第2セットもミスが目立ったジャバーからボンドロウソワは3度のブレークを奪う。自身のサービスゲームは2度落としたが、リードを守り切り、最後は第10ゲームをキープして、ノーシード選手として初の優勝を果たした。
一時期は怪我でツアーを離脱するという苦しい経験を味わったボンドロウソワは、2019年の全仏オープン以来2度目の四大大会決勝で悲願のグランドスラム初制覇を成し遂げた。
試合後の会見でボンドロウソワは「すべてが体に染みわたっていると思う。信じられないよ。とてもタフな試合で、試合前はとても緊張していた。とても感謝しているし、自分を誇りに思う」とコメント。
「というより、ほっとしているのかな。優勝する直前は息ができなくなりそうだった。すべてが自分にのしかかってるみたいで。つまり、自分の頭の中にとどまって、プレーし続けられたことにとても満足している。本当にタフな場面もあった。素晴らしい試合だったと思う。素晴らしいラリーがいくつもあった。彼女(ジャバー)は素晴らしい選手。彼女は素晴らしい人。そこもタフな部分だった。私たちはお互いのことをよく知っているから」
敗れたジャバーは昨年大会に続き2年連続の準優勝となった。
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