テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は5日に男子シングルス1回戦が行われ、第21シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が世界ランク162位の
島袋将を6-1, 6-2, 6-1のストレートで破り、2021年以来2年ぶり9度目の初戦突破を果たした。試合の途中には観客が乱入するハプニングも発生しており、会見でディミトロフは警備について不満を口にした。
>>【画像】乱入者がコートにパズルをばらまく<<>>【動画】女子シングルスでもコートに男性が乱入<<ウィンブルドンの前哨戦となった先月のシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)では8強入りしていた世界ランク24位で32歳のディミトロフ。ウィンブルドンに出場するのは13度目の出場であり、2014年のベスト4進出が最高成績となっている。
この日、ディミトロフは27本のウイナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。島袋に4度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐとリターンゲームでは7度のブレークに成功し、1時間33分で勝利した。
この試合の第2セット、第2ゲームが開始されようとしたところで、観客がパズルやオレンジ色の紙をまき散らしながら乱入するハプニングが発生。試合は一時中断となっていた。
試合後の会見でこのことについて聞かれたディミトロフは「明らかに気持ちのいいものではない。雨が降ってコートを離れた時に、少し体勢を立て直し、切り替える時間を持てたのは少し幸運だった」とコメント。
コート内の警備について満足しているか問われると「いいえ、まったく。でも、僕らのような選手は周囲で何が起きているのかとてもよく把握している。コート外のどこに行くにしても、無防備になることはないと思う。つまり、コートに歩いて行くときはいつも適切な人たちに囲まれている。その点では問題ないと思っている」と述べている。
勝利したディミトロフは2回戦で世界ランク102位の
I・イヴァシカと対戦する。イヴァシカは1回戦で同104位の
F・コリア(アルゼンチン)を4-6, 6-4, 6-3, 6-0の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
D・メドベージェフ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第8シードの
J・シナー(イタリア)、第9シードの
T・フリッツ(アメリカ)らが2回戦に駒を進めている。
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