テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は8日に女子シングルス準決勝が行われ、優勝候補の第2シード
A・サバレンカは世界ランク43位の
K・ムチョバ(チェコ)に6-7 (5-7), 7-6 (7-5), 5-7のフルセットで敗れ、四大大会で2度目の決勝進出とはならなかった。
>>シフィオンテクら全仏OP組み合わせ<<1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でシングルス自身初となる四大大会制覇を成し遂げた世界ランク2位のサバレンカ。
今大会は1回戦で世界ランク39位の
M・コスチュク(ウクライナ)、2回戦で同214位のⅠ・シマノビッチ、3回戦で同82位の
K・ラヒモワ、4回戦で同30位の
S・スティーブンス(アメリカ)、準々決勝で元世界3位の
E・スイトリナ(ウクライナ)を下し準決勝進出を決めた。
この試合サバレンカは1セットオールで迎えた勝負の第3セットで、1ブレークアップとし、第8ゲームでマッチポイントを迎えたものの、このポイントを逃す。それでもムチョバが脚を痛め、コートチェンジの際には厳しい表情で右脚を抑えるしぐさもあっただけにサバレンカが優勢かと思われた。
しかし、サバレンカはサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでアンフォースドエラーを3本犯しブレークバックを許す。さらに第10ゲームをムチョバにキープされ5-5と追いつかれる。
そして、第11ゲームではサバレンカが40-15とリードしたもののそこから2本連続でダブルフォルト。デュースでもミスの出たサバレンカはこのゲームでブレークを許し、そのまま逆転できず3時間13分で力尽きた。
サバレンカは試合後の会見で「タフな試合だった。彼女(ムチョバ)は信じられないようなテニスをしたし、私はたくさんのチャンスがあったのに、それを活かせなかった。もちろん、この厳しい敗戦には本当にがっかりしているけど、それはそれでいい」とコメント。
そして今回の敗戦を前向きに捉えると語った。
「もちろん、いつだって課題に立ち向かわなきゃいけないし、この試合から必ず何かを学んで、もっと強く戻ってこなきゃね」
「自分がやってきたことは、この後のシーズンも続けていきたいと思う。これは信じられないくらい素晴らしいし、まさに次のレベルと言えるわ。この大会をネガティブに捉えているわけではない」
「クレーコートで大きく成長できたと思うし、ここで最高の結果を残せたと思う。今は何があってもただポジティブでいようと思っている。何があっても、私はもっと強くなって戻ってくる」
一方、優勝候補のサバレンカに勝利したムチョバは決勝で第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは準決勝で第14シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)をストレートで下しての勝ち上がり。
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