男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は21日にシングルス決勝が行われ、第3シードの
D・メドベージェフが第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)を7-5, 7-5のストレートで破り、クレーコート大会で初優勝を果たした。試合後にメドベージェフはクレーコートでも自身のフォームを再現できた理由はストリングにあると明かした。
>>【動画】メドベージェフがルーネを下しクレーで初優勝を決めた瞬間<<>>メドベージェフが優勝、BNLイタリア国際 組合せ・結果<<世界ランク3位のメドベージェフは今大会、初戦の2回戦で同43位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、3回戦で第31シードの
B・ミラリェス(スペイン)、4回戦で第19シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝で同101位の
Y・ハンフマン(ドイツ)、準決勝で第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)を下しての勝ち上がり。
この試合、ファーストサービスが入ったときに76パーセントの確率でポイントを獲得したメドベージェフ。20歳のルーネに2度のブレークを許したものの、リターンゲームでは4度のブレークに成功し、1時間42分で勝利した。
大会の公式サイトはメドベージェフのコメントを掲載し「クレーコートでの優勝は初めてだし、信じられないよ。でも、今週はとてもいいプレーができた。自分のプレーが良かったので本当にうれしいね。このトロフィーを家に持ち帰ることができて幸せだよ」と喜びを露わにした。
今季、クレーコートシーズンでは先月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で準々決勝敗退。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では4回戦敗退となっていたメドベージェフ。2023年シーズンの序盤でストリングを変えたことがクレーコートで自分のフォームを再現できた理由だと明かしている。
「2023年から新しいストリングにしている。全豪オープンではすぐに負けてしまったけど、実はコーチと一緒に“ボールの深さが簡単に出せるようになった、いいね”と話していた。全豪オープンではうまくいかなかったときは100パーセント、自分を疑っていたんだ。“以前のものに戻した方がいいのか、それでいいプレーができていたのか”とね。もっとやってみようと思い、続けてきたけど今は信じられないくらいだよ」
メドベージェフはこれで今季5勝目、ツアー通算では20度目のタイトル。また、「ATPマスターズ1000」では6回目の優勝となった。
その経験がこの試合でも活きたことを明かし「決勝戦というビッグマッチは必ず良い経験になる。次への経験になっているんだ。マイアミもここもスタートはまあまあで、試合を重ねるごとに良いプレーができるようになったという感じ」と述べた。
一方敗れたルーネは、ツアー通算5勝目とはならなかった。
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