女子テニスのツアー下部大会、W15大東建託オープンsupported by JWT50(日本/大阪、ハード、ITF1.5万ドル)は22日にダブルス決勝が行われ、
伊藤あおい/
虫賀心央ペアが第1シードのチェ・ジヒ(韓国)/ リー・ヤーシュアン(台湾)組を6-4, 6-7 (5-7),[10-6]のフルセットで下し優勝を果たした。
同大会は
伊達公子、
杉山愛、
神尾米ら元世界ランク50位以内を経験した女子テニス選手の有志が集って発足した団体「Japan Women’s Tennis Top50 Club(JWT50)」が主催する第1回大会。大東建託株式会社が特別協賛をつとめ、次週に福井県運動公園テニスコート(福井県)、6月に吉田記念テニス研修センター(千葉県)の3大会が開催される。
今大会、伊藤/ 虫賀ペアは準々決勝で第2シードの
森崎可南子/
清水映里ペアを破るなどして決勝まで勝ち上がった。
決勝戦では、第1シードのペア相手に第1セット序盤から4ゲーム連取に成功するなどし先行する。
第2セットは互いに2度ずつブレークに成功すると、タイブレークに突入。タイブレークは競った展開となるも、最後までリードをすることができず、このセットを奪われる。
迎えた10ポイントのマッチタイブレーク、一進一退の攻防となるも、8ポイント目から5ポイント連取に成功した伊藤/ 虫賀ペアが相手を突き放すと、そのリードを守り切り優勝を決めた。
また、同日に行われたシングルス準決勝では、
倉持美穂が第6シードの伊藤を6-2, 6-4のストレートで、
川口夏実が
清水綾乃を7-5, 6-4のストレートで下し決勝に駒を進めた。
この日の結果により、今大会は単複ともに日本勢が優勝することとなった。
【JWT50とは】
元世界ランク50位以内を経験した女子テニス選手の有志が集い、日本のテニス界の未来について話し合い、テニスに携わる次の世代へ、様々な機会を提供していくための組織。この活動を通じて、テニスだけではなく、スポーツ、さらには日本で活動をする企業がグローバル社会において「本気で世界を目指せる」環境づくりの一助を担う目的として発足した。
■理事
伊達公子(元世界4位)、杉山愛(元世界8位)、神尾米(元世界24位)
■会員
浅越しのぶ(元世界21位)、
小畑沙織(元世界39位)、
中村藍子(元世界47位)、長塚京子(元世界28位)、
森上亜希子(元世界41位)、
奈良くるみ(元世界32位)
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