男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は20日にシングルス3回戦が行われ、第16シードの
西岡良仁は第4シードの
J・シナー(イタリア)に1-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れ、ベスト8進出はならなかった。
>>チチパスvsシャポバロフ 1ポイント速報<<>>アルカラスらバルセロナOP組合せ<<世界ランク35位の西岡は今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でキャリア初の四大大会ベスト16進出。しかし、直近3大会では初戦敗退が続いており、前週に行われたロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は出場せず、今大会に臨んでいる。
西岡がバルセロナ・オープンに出場するのは4年ぶり2度目。今大会ではシードのため初戦となった2回戦で同99位の
D・ゴファン(ベルギー)を6-1, 7-5のストレートで下し同大会で初の16強入りを果たした。
一方、21歳で世界ランク8位のシナーは今季、2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)で優勝。さらに同月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準優勝。
前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)ではベスト4に進出した。
シナーがバルセロナ・オープンルに出場するのは4強入りを果たした2021年以来2年ぶり2度目で、今大会は2回戦で世界ランク48位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-2, 6-4のストレートで破り3回戦に進出した。
初顔合わせとなった西岡とシナーの一戦、試合開始からシナーが深い高速のストロークで主導権を握り、3ゲームを連取する。西岡は第4ゲームをキープするもシナーから1度もブレークポイントを掴めず、再び3ゲーム連取を許して第1セットを失う。
第2セット、西岡は第1ゲームでいきなりブレークポイントを握られるもこれを凌ぎ、直後の第2ゲームで初ブレークに成功する。西岡は第3ゲームでブレークバックを許すも、第4ゲームでは40-0から5ポイントを連取して再びブレークを奪い返す。
ゲームカウント3-1と先行した西岡。第5ゲーム、第7ゲームと連続でブレークを許すも、第8ゲームでブレークバックに成功してゲームカウント4-4に並ぶ。西岡はシナーの強烈なストロークに対して、ダウンザラインやスライスを織り交ぜて互角のラリーを展開し、第10ゲームでシナーのサービスゲームを破って1セットオールとする。
一進一退の展開となったファイナルセットは、第5ゲームからブレークの奪い合いになる。最後は食い下がる西岡をシナーが振り切り、ベスト8進出を決めた。
シナーは準々決勝で第7シードの
C・ノリー(イギリス)と第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)の勝者と対戦する。
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