男子テニスのスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)は17日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク84位の
S・ワウリンカ(スイス)は同87位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)に6-1, 6-7(4-7), 4-6の逆転負けを喫した。
>>ダニエル 太郎vsモルカン 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎、ジョコビッチらスルプスカOP組合せ<<スルプスカ・オープンは今年、セルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)の代わりに開催されている大会。2003年からツアー下部のATPチャレンジャーとして行われていたが、今年初めて「ATP250」の大会として行われている。
今季ツアーで2度、ベスト8進出を果たしている38歳のワウリンカ。先月はBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で
H・ルーネ(デンマーク)を破り4回戦に進出。前週開催されたロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では、2回戦で第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)に6-7 (10-12),2-6で敗れていた。
一方、18歳のヴァン・アッシュは2021年の全仏オープン・ジュニア(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)のチャンピオンで、同年にジュニア世界ランク1位を記録。昨年チャレンジャーで初優勝を飾り、今季は既に2度ATPチャレンジャーで優勝しているフランス期待の新鋭。
初対戦となったこの試合、ワウリンカは開始から5ゲームを連取して34分で第1セットを先取する。
第2セットもワウリンカの一方的な展開となるかと思われたが、両者ともブレークポイントを握られながらもサービスキープを続ける。ゲームカウント5-5で迎えた第11ゲーム、ワウリンカは0-40と絶好のブレークチャンスを迎えるも決めきれず、このセットはタイブレークにもつれる。タイブレークでワウリンカは5度ミニブレークを許し、1セットオールに。
ファイナルセット、ワウリンカは第4ゲームで先にブレークを奪うも直後の第5ゲーム、さらに第7ゲームでもヴァン・アッシュにブレークを許す。ワウリンカの反撃は及ばず、ヴァン・アッシュが2時間42分で勝利した。
ヴァン・アッシュは2回戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。今大会、上位シード勢は1回戦免除のためジョコビッチは2回戦から登場。両者は初顔合わせとなる。
また今大会、日本勢では世界ランク100位の
ダニエル太郎が出場し、17日に行われる1回戦で同73位の
A・モルカン(スロバキア)と対戦する。
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