男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が予選から出場した世界ランク198位のI・ガクホフを7-6 (7-5),6-2のストレートで破り、2年ぶりに初戦突破を果たした。ジョコビッチは試合後、クレーコートは「適応するのが最も難しいサーフェス」と語った。
>>ジョコビッチらモンテカルロ 組合せ・結果<<2013年と2015年の同大会を制している35歳のジョコビッチ。新型コロナウイルスのワクチン未接種により、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に出場できず、2ヶ月ぶりの公式戦出場となった。
昨年も同様に2ヶ月ぶりの公式戦としてモンテカルロ・マスターズに出場し、初戦の2回戦で
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に敗れていた。
この試合、ジョコビッチは予選から3試合に勝利して本戦2回戦に駒を進めてきたガクコフに対し、第1セットはタイブレークに持ち込まれるも2度ミニブレークを奪って先取する。
ジョコビッチは第2セット、ゲームカウント1-2から5ゲーム連取をして、「ATPマスターズ1000」初出場のガクコフをストレートで退けた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにジョコビッチの試合後のコメントが掲載され、「試合を行うことが僕には必要だ」と語った。
「ポイント形式の練習は役に立つが、公式戦ほど経験になるものはない。だから今週はなるべく多くの試合ができるようにしたいと思っている」
「最初の一歩を乗り越えられて本当に良かった。これからもっと良い方向に、もっと楽に勝ち進めるようにと思っている」
「クレーコートは僕にとって、適応してリズムに乗るのが最も難しいサーフェスなんだ。他の選手にとっては動きやボールの打ち方、ショットのテンポを見つけることが、(他のサーフェスと比べても)より自然なことなのかもしれない。でも僕にとっては、他の選手よりも適応するための時間が必要なんだ。昔からそうだった」
ジョコビッチは3回戦で、第16シードの
L・ムセッティ(イタリア)と予選勝者で世界ランク159位の
L・ナルディ(イタリア)(イタリア)の勝者と対戦する。
同日には、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第5シードの
A・ルブレフ、第10シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が3回戦進出を決めている。
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