男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は16日、シングルス準々決勝が行われ、第11シードの
J・シナー(イタリア)が第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで破り、大会初のベスト4進出を果たした。試合後には「とても満足」と語った。
>>アルカラスらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<2021年の同大会で顔を合わせている両者。当時はフリッツがストレート勝ちをおさめている。
試合はストロークの打ち合いとなるなか、第1ゲームでブレークに成功したシナーがフォアハンドウィナーを放つなど集中力を切らすことなく反撃を抑え、第1セットを先取する。
第2セットも序盤はシナーペースで進むが、互いにブレークを奪うことができず終盤へ。しかし、タイブレークに進むかと思われた第10ゲームでフリッツにこの日初めてブレークを許してセットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセット、第1ゲームでブレークに成功したシナーだったが直後の第2ゲームでブレークバックを許すなどこれまでのセットとは違った展開に。迎えた第9ゲームでこのセット2度目のブレークを奪ったシナーがそのリードを守り切り、2時間17分の接戦を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでシナーのコメントを紹介している。
「僕はアグレッシブにプレーすることを心がけただけだ。もちろん、このパフォーマンスにはとても満足している。テイラー(フリッツ)との対戦は決して簡単ではない。2年前にもここで負けたことがある。彼はここのコンディションが好きなので、今日、方法を見つけることができてとてもうれしい」
また第2セットについては「風が少し吹いていたように思う。彼は僕を少しずつ動かしてくるようになった。2人ともプレースタイルはとても似ていると思う。2人ともベースラインから非常にアグレッシブに攻めようとしているので、僕も少し混ぜてみようと思った。第3セットのプレーは、とても良かったよ」とコメントした。
大会初制覇を狙うシナーは準決勝で第1シードの
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準々決勝で第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4,6-4のストレートで破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。
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