男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第5シードの
D・メドベージェフが世界ランク85位の
I・イヴァシカを6-2, 3-6, 6-1のフルセットで破り、2021年以来2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。
>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<27歳のメドベージェフは今季、開幕戦となった1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)では4強入りしたものの、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では3回戦敗退となっていた。
それでも先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続の優勝を果たした。
今大会のシード勢は1回戦免除のため、初戦となった2回戦では世界ランク48位の
B・ナカシマ(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで下したメドベージェフ。この日の第1セットではファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークを許さず。リターンゲームで2度のブレークに成功し、先行する。
続く第2セット、第1ゲームでブレークに成功するも直後の第2ゲームでブレークバックを許す。その後は互いにサービスキープが続くも第8ゲームで0-40とされたメドベージェフ。3度目のブレークポイントをイヴァシカにものにされ、セットカウント1-1に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、メドベージェフは第1ゲームから5ゲーム連取に成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームで2度目のマッチポイントをものにし、1時間45分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「第2セットでは悪いプレーをしていたとは思っていない。ラリーの中でで10本いいショットを打ったのに、それが十分ではなかったりした。とてもタフだったよ」と語った。
勝利したメドベージェフは4回戦で第12シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズべレフは3回戦で世界ランク59位の
E・ルースブオリ(フィンランド)を7-5, 1-6, 7-5のフルセットで下しての勝ち上がり。
ズベレフ戦についてメドベージェフは「僕たちの試合は、多くのラリーが繰り広げられる可能性があると思う。面白いことになりそうだね。彼(ズベレフ)はどんどんいいプレーをしているように感じる。ツアーで最高の選手の1人で、世界NO.1に近い位置にいて、グランドスラムでますます良いプレーをするようになっているよ」
「彼の怪我は不運なものだったけど、必ずや復活してくれるだろう。次の試合では僕がいいテニスをして勝利できることを願っているよ」
メドベージェフとズべレフは過去に12度対戦し6勝6敗。直近では2021年のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)決勝で対戦しており、ズべレフが6-4, 6-4のストレート勝ちを収めている。
同日には第6シードの
A・ルブレフ、第10シードの
C・ノリー(イギリス)、第14シードの
F・ティアフォー(アメリカ)らが16強入りした一方、第3シードの
C・ルード(ノルウェー)は世界ランク97位の
C・ガリン(チリ)に屈し姿を消した。
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