フリッツ4強「戦い抜いた」

テイラー・フリッツ

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC（メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500）は２日、シングルス準々決勝が行われ、第３シードのＴ・フリッツ（アメリカ）が第６シードのＦ・ティアフォー（アメリカ）を6-3, 6-4のストレートで破り、２０２０年以来２年ぶりのベスト４進出を果たした。

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２５歳のフリッツは先月のデルレイビーチ・オープン（アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250）で優勝。その翌週の大会は参戦せず休養とトレーニングにあてたものの、５位だったＡ・ルブレフがポイントを落とし６位へ後退。また、現在ツアーを離脱しているＲ・ナダル（スペイン）も２つ順位を下げたことで２月２７日付の世界ランキングで５位へ浮上した。

今大会は１回戦で世界ランク３８位のＪ・イズナー（アメリカ）を3-6, 6-3, 6-4、２回戦で同３０位のＤ・シャポバロフ（カナダ）を6-4, 6-4のストレートで破り、ベスト８に進出した。

フリッツとティアフォーは７度目の対戦でフリッツの６勝１敗。この試合、フリッツは第４ゲームでブレークに成功するとそのまま第１セットを先取する。

続く第２セット、フリッツは序盤で２ゲーム連取に成功し、第３ゲーム終了時点で２－１とリードする。３度のブレークチャンスを凌ぎ１時間３５分で勝利した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフリッツのコメントが掲載されている。

「大事な場面でのプレーには満足しているよ。第２セットの３ポイントを含め、直面した４つのブレークポイントをすべてセーブできた。ファーストサーブをことごとく外すと、自分にイライラしやすくなるんだ」

「そのことで自分を責めるのは簡単なんだ。でも、僕はただ自分がプレーして、すべてのポイントを獲得しなければならないこと、そして、いつも獲得しているようなフリーポイントを獲得できないことを受け入れて戦い抜いたよ。自分のサービスゲームで長いゲームを戦い抜いたことをとても誇りに思う」

勝利したフリッツは準決勝で第７シードのＴ・ポール（アメリカ）と対戦する。ポールは準々決勝で世界ランク６２位のＭ・マクドナルド（アメリカ）を6-2, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には、第４シードのＨ・ルーネ（デンマーク）と第８シードのＡ・デミノー（オーストラリア）が４強へ駒を進めた。

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