男子テニスの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)は8日、シングルス1回戦が行われ、昨年王者で第6シードの
A・ブブリク(カザフスタン)は世界ランク75位のG・ バレールに4-6, 7-6 (14-12), 6-7 (3-7)のフルセットで敗れ、初戦敗退となった。この試合の途中でブブリクは多くのラケットを破壊する行動を起こしている。
昨年の同大会で念願のツアー初制覇を成し遂げたブブリク。しかし、今シーズンは6試合を戦い未だ勝ち星をあげられておらず苦しんでおり、世界ランクは自己最高の30位から50位にまで落ち込んでいる。
この試合は昨年王者の初戦として臨み、第1セットは落としたものの、第2セットは激闘をものにしタイブレークの末に獲得。セットカウント1-1で迎えたファイナルセットも両者譲らずタイブレークに突入した。
問題のシーンはタイブレークでブブリクが6ポイント連取され、0-6とマッチポイントを握られたときに訪れた。
ブブリクはコート上で手にしていたラケットを叩きつけ破壊すると、コートチェンジのため戻ったベンチで更にもう2本のラケットを破壊。原型が分からなくなるほど叩きつけ、会場にいた観客からブーイングを浴びた。
わずか20秒間で3本のラケットを破壊したブブリクはその後3ポイントを返したものの、最終的に6-7 (3-7)でファイナルセットを落としている。
勝利したバレールは2回戦で世界ランク87位の
N・バシラシヴィリ(ジョージア)と対戦する。バシラシヴィリは1回戦で同48位の
C・レスティエンヌ(フランス)を下しての勝ち上がり。
>>ブブリクのラケット破壊シーン<<
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