テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は29日、男子シングルス決勝が行われ、第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-3, 7-6 (7-4), 7-6 (7-5)のストレートで破り、2021年以来2年ぶり10度目の優勝を果たすとともに
R・ナダル(スペイン)に並ぶ史上最多タイとなる22度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。
>>ジョコビッチ優勝、全豪OP男子 組合せ・結果<<ジョコビッチは前哨戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)の準決勝
D・メドベージェフ戦で左脚のハムストリングスを痛め、今大会はテーピングを施し出場。1回戦で世界ランク75位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)、2回戦で予選勝者で同191位のE・クアコー(フランス)、3回戦で第27シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を破って4回戦に進出。ディミトロフ戦では前後左右に走らされて左脚に痛みを感じる場面や、無理して追わない場面もあった。
しかし、第22シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)との4回戦、第5シードの
A・ルブレフとの準々決勝、世界ランク35位の
T・ポール(アメリカ)との準決勝では怪我を感じさせないプレーを展開し、2年ぶり10度目の決勝進出。さらに全豪オープンでマッチ27連勝を記録し、大会最多記録だった
A・アガシ(アメリカ)を抜き歴代1位となっている。
この日の第1セット、ジョコビッチはファーストサービスが入ったときに94パーセントの高い確率でポイントを獲得。第4ゲームではチチパスのダブルフォルトもありブレークに成功するとサービスゲームで1度もブレークチャンスを与えず、先行する。
続く第2セットでは互いにサービスキープが続くも第10ゲームではチチパスにセットポイントとなるブレークポイントを握られる。それでもこれを凌ぎタイブレークに突入すると4-4のイーブンから3ポイントを連取し、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。
第3セット、第1ゲームで2度のブレークポイントを握られると最後はジョコビッチのボールがアウトとなり、この試合初のブレークを許す。それでも直後の第2ゲームでブレークバックに成功するとその後はサービスキープが続き再びタイブレークに突入。序盤で5ポイントを連取し、ジョコビッチが約3時間で優勝を決めた。
これによりジョコビッチは翌30日の世界ランク更新で2022年6月6日ぶりに1位に返り咲くことが決定した。
一方、敗れたチチパスはグランドスラム初優勝とはならず。2021年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続く2度目の準優勝となった。
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