男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は30日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
D・メドベージェフが世界ランク19位の
D・シャポバロフ(カナダ)を4-6, 6-3, 6-2で破り、今季2度目の優勝を飾った。
>>西岡、ナダル、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ<<メドベージェフは準決勝で世界ランク32位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-2で破り、今大会1度もサービスブレークを許さずに今季ツアー5度目の決勝進出を決めた。一方のシャポバロフは準決勝で同27位の
B・チョリッチ(クロアチア)を7-6 (7-4), 6-0のストレートで破り、今季2度目の決勝進出を果たした。
両者は6度目の顔合わせでメドベージェフの3勝2敗。直近では今年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)3回戦で対戦し、そのときはメドベージェフがストレート勝ちをおさめた。
この試合、シャポバロフが第3、第5ゲームでメドベージェフのサービスゲームを破って先行。第6ゲームでメドベージェフが1本ブレークバックに成功するも、シャポバロフがサービングフォーザセットを決めて第1セットを先取する。第1セット、メドベージェフはセカンドサービス時にシャポバロフに攻め込まれ、11本中1本(9%)しかポイントを獲得できなかった。
第2セット、メドベージェフは第3ゲームでシャポバロフにブレークチャンスを与えるもこれを凌ぎ、直後の第4ゲームでこの日初めてブレークを奪う。続く第5ゲームでもシャポバロフは4度ブレークポイントを握るも決めきれず、メドベージェフがゲームカウント4-1とリードする。
攻勢に出るシャポバロフは第7ゲームでブレークバックに成功するも、メドベージェフが2ゲームを連取して1セットオールとする。
迎えたファイナルセット、ミスが出始めたシャポバロフに対してメドベージェフはショットの精度が増し、第3、第5ゲームで連続ブレークに成功。粘るシャポバロフの追撃を許さず7度目のチャンピオンシップポイントを決めて、逆転勝ちで8月のアビエルト・デ・テニス・ミフェル(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)以来となる今季2勝目をあげた。
両者は31日に開幕するロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)に出場を予定しており、第4シードのメドベージェフは2回戦から登場。シャポバロフは1回戦で世界ランク29位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。
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