日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は30日に大会9日目となる最終日を迎え、女子ダブルス決勝が行われ、第4シードの
今西美晴(EMシステムズ)/
大前綾希子(島津製作所)組が第1シードの
小堀桃子(橋本総業ホールディングス)/
瀬間詠里花(橋本総業ホールディングス)組を3-6, 6-2, [10-8]の逆転で破り、優勝を果たした。
>>西岡、ナダルらパリマスターズ 組合せ<<今季で現役を引退する今西と、その今西と幼少期から親交のある大前のペア。今大会は1回戦で
上田らむ(ノア・インドアステージ)/
小関みちか(橋本総業ホールディングス)ペアを6-4,7-5のストレートで、準々決勝では
林恵里奈(セーレン)/
森崎可南子(橋本総業ホールディングス)組を7-5,4-6,[11-9]のフルセットで下し4強入り。準決勝では
清水映里(東通大学)/
阿部宏美(筑波大学)組を6-3,2-6,[10-8]で破り決勝に駒を進めた。
一方の小堀と瀬間のペアは川岸七菜/ 細木祐佳組を6-2,6-3、
今村咲(EMシステムズ)/
坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)組を2-6,6-3,[10-5]、
伊藤あおい(サリュートテニス専門)/ 勝見幸璃組を6-2,7-5で下し優勝に王手をかけた。
決勝戦では第1セットを落とした今西/大前組だったが、第2セットを取り1セットオールとする。迎えた10ポイントマッチのタイブレークを接戦の末に制して、優勝を決めた。
試合後の会見で今西は「試合前からスーパータイブレークに行ってもいいような心構えで臨みました。ファーストがうまくいかず、セカンドではどうするべきか明確にしてからコートに入ることができたので2セット目はいい形で取れました。そこからは落ち着いてプレーできたので、それが勝因になりました」とコメント。
また、大前は「相手が小堀選手と瀬間選手で強いというのはわかっていたので、いかに自分たちのプレーを貫き通せるかということを考えてやりました。でも、あまりにも緊張していて最初から最後まで手が震えていましたが、美晴を信じてプレーし続けられたことが今日の価値につながったと思います」と語った。
また、今西は今大会をもって現役を引退することとなった。
準優勝の小堀/瀬間組、優勝の今西/大前組[画像:tennis365.net]
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