男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク157位の
B・チョリッチ(クロアチア)が第9シードの
C・ノリー(イギリス)を6-3, 6-4のストレートで破り、「ATPマスターズ1000」では準優勝を果たした2018年10月のロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)以来 約3年10カ月ぶり2度目の決勝進出を果たした。
>>W&Sオープン男子 組合せ・結果<<>>チチパスvsチョリッチ 決勝1ポイント速報<<前週のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では初戦敗退となった元世界ランク12位のチョリッチ。今大会では1回戦で予選から勝ち上がった同33位の
L・ムセッティ(イタリア)、2回戦で第2シードの
R・ナダル(スペイン)、3回戦で第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝で第7シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を下して勝ち上がった。
雨天により試合進行が遅れたため当初のセンターコートからグランドコートに変更されたこの試合の第1セット、チョリッチはファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。第3ゲームで先にブレークを許すも第5ゲームから5ゲームを連取し先行する。
続く第2セットでは第5ゲームでブレークに成功。サービスゲームでは1度のブレークポイントを凌ぎ、1時間31分で勝利。「ATPマスターズ1000」での初優勝に王手をかけた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチョリッチのコメントを掲載し「とてもタフな1日で長い1日でもあったよ。19時半にプレーするとは思っていなかった。15時に来たんだけど、もうちょっと早くからプレーするつもりだったよ」と語った。
「クレイジーな一日だったけど、最終的にはとても良い結果になったよ。今日の自分のテニスには明らかに満足しているし、非常に良いプレーをしていた」
「序盤はボールのフィーリングが良くなかった。それから自分のリズムが掴めて、サーブもうまくなり、プレーも良くなったと思う。それが試合の鍵になった」
勝利したチョリッチは決勝で第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは第1シードの
D・メドベージェフを7-6(8-6) , 3-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
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