今年9月23日から25日にかけて開催される男子テニスのレーバーカップ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は22日、世界ランク7位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が出場すると発表した。
レーバーカップは
B・ボルグ(スウェーデン)率いるチーム・ヨーロッパと
J・マッケンロー(アメリカ)率いるチーム・ワールドが単複で3日間かけて対戦するエキシビションマッチ。毎日4試合が行われ、1勝するごとに初日は1ポイント、2日目は2ポイント、最終日は3ポイントを獲得する仕組みで勝敗を決める。
先日のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制したジョコビッチは、チーム・ヨーロッパの一員として2018年以来となる出場。
今年はロンドンにあるO2アリーナで開かれることが決定しており、ジョコビッチのほかに
R・ナダル(スペイン)と
R・フェデラー(スイス)、
A・マレー(イギリス)もチーム・ヨーロッパとして出場することがすでに発表。「ビッグ4」が揃う夢の大会となった。
ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレーの4名は直近76回の四大大会のうち66度を制し(ナダル22度、ジョコビッチ21度、フェデラー20度、マレー3度)、ウィンブルドンに限ればシングルスタイトルを2003年以降すべて獲得。世界ランキングでは2004年2月から今年2月まで1度も他の選手に譲らなかった。
ジョコビッチはレーバーカップの参戦について「普段は対戦している選手とチームとしてプレーできる唯一の大会だし、ラファ(ナダル)、ロジャー(フェデラー)、アンディ(マレー)という僕の最大のライバルたちと一緒にプレーできるなんて、このスポーツの歴史上、本当にユニークな瞬間になりそうだよ」とコメント。
また、キャプテンを務めるボルグは「この4人のスポーツアイコンが1つのチームとして参加することは想像もできなかったと思う。僕と同じように、彼らもこの瞬間の重要性を理解しており、本当にやる気満々だ。毎年、僕らの目標は勝つこと。ラファ、ロジャー、アンディ、ノヴァークがチームにいるから、チャンスはあると思うよ」と話した。
一方、マッケンロー率いるチーム・ワールドには
F・オジェ アリアシム(カナダ)、
T・フリッツ(アメリカ)、
D・シュワルツマン(アルゼンチン)の3名の参加が決まっている。
レーバーカップは2017年にチェコのプラハで第1回が開催、その後2018年はアメリカのシカゴ、2019年はスイスのジュネーブで行われ、2020年は開催されず、2021年にアメリカ/ボストンで行われた。結果はいずれもチーム・ヨーロッパが勝利しており、2022年大会はチーム・ワールド初勝利が期待される。
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